□真夏の太陽【鬼畜甘】*
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「泉!海に行こう!」


「別に‥良いけど‥?」




がっつくようにして言った言葉に、泉は半ば押されたように頷いた。

去年は部活の練習で忙しくて行けなかったし、今年こそはと言う俺の狙いだ。


正直、一番の目的は泉の水着姿を見たいってだけ。


だって男だもん。


彼女の水着姿を見たいと思うのは当然じゃないか。




「夏だー!海だー!!」


「‥浜田、うるさい。」




振り返るとそこには白のパーカーを着たまま腕組みをする泉が居た。


凛としたその真面目な容姿には似つかわない、淡いピンク色の水着がパーカーの下にちらっと見える。


そのパーカーを脱がせてみたい、と俺は思わず喉を鳴らした。




「泉‥水着、ピンクにしたの?」


「っ‥どうせ‥似合わないだろ‥」


「そんなことない!全然似合ってるよ!」




詰め寄るように言ったせいで、泉はまた一歩引いてしまう。


目を見て本気で言ったからだろうか。

泉は顔を反らして、頬を赤く染めた気がした。




「‥ね、脱がして良い?」


「ちょっ‥待てっ‥!恥ずかしいからやめろって‥!」


「そのままじゃ何も出来ないじゃない。脱がなきゃ‥」


「あっ‥ちょっと‥馬鹿浜田‥!」




パーカーのファスナーを一気に引き下ろすと、俺はその裸に近いような格好に心臓が跳ね上がった。


泉って‥こんなに色気あったっけ?


エッチをしている時とはまた違った、泉の可愛らしい一面だった。




「は、離せ‥よ‥」


「あ‥あぁ!うん‥ごめん‥」




まさか泉がビキニを着て来るなんて思わなかった。


泉の性格からして、恥ずかしがって肌を見せそうも無いのに‥。



ヘソやくびれが色っぽくて、俺はそっちの方ばっかりに目が行ってしまう。


今しか見れないんだから、見とかなきゃ絶対に勿体ない!




「‥何処見てんだよ」


「いや‥泉がビキニ着てくるとは思わなかったから‥」


「‥悪かったな、似合わなくて‥」


「ちょ、待って!俺そんなこと一言も言って無くね!?」




寧ろ似合いすぎてエロいくらいだって!

このまま押し倒して犯したいくらいだってのに‥!


まぁ、こんな事を言ったら怒らせるだけだから‥もっと違う言い方で‥。




「凄く綺麗でエロいよ!」


「っ‥エロいとかそんなこと聞いてねーんだよ!この変態!」




殴られてしまった。

うーん‥この言い方もマズかったのか。


キラキラとした太陽が泉の肌に反射して、眩しくて直視出来ない。


多分これは‥太陽のせいだけじゃないんだろうけど。




「泉、くれぐれも俺から離れちゃダメだよ?」


「はぁ?餓鬼じゃないんだから迷子になんてならねーよ」


「あ‥あぁ、うん。それはそうなんだけどね‥」


「あん?」




うん。全然伝わってない。


まぁ‥俺が泉から目を離さないようにしておけば、なんとかなるだろう。


こんな可愛い子をほっといたら、ナンパされて持ち帰られてしまうのがオチだ。
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