その他

□拍手お礼小説
4ページ/23ページ

【テストの数字】




ツナ「あ〜あ…また最悪な点数だよ…」




俺のテストの点数は30点。


今回のテストも難しかったし…勉強に全然追い付けなくなっている気がする。


リボーンのおかげで少しは点数がとれるようになったけど…全然ダメだ。




武「よぅツナ!テストどうだった?」


ツナ「山本…。今回も最悪な点数だよ…」


武「俺は結構良かったぜ?」




山本の顔は凄く嬉しそうだった。


やっぱりやらないだけで勉強出来るから、今回は勉強したんだな…そう思って俺は山本に点数を聞いた。




ツナ「山本は何点だったの?」


武「俺か?……あ、ツナは30点か。」


ツナ「わわっ!かっ…勝手に見ないでよ…」


武「ワリィワリィ。そんなに真っ赤になって…ツナって可愛いーのな。」


ツナ「可愛っ…////!?」




いきなりそういうもんだから驚いた。

男に可愛いだなんて言うもんじゃない。



俺の頬は熱をおびていくばかり。




ツナ「や…山本は何点だったの…?」


武「俺は27点!」


ツナ「えっ!?俺より悪いじゃん!!」


武「何言ってるんだよ。良い数字じゃねーか。」


ツナ「数字…?」




俺は良い数字がなんなのかわからなかった。

普通数字じゃなくて点数って言うと思うんだけどなぁ…。


えっと…100点が一番良い点数で…50点が普通だよなぁ…なんで27点が…




武「ツナ。」


ツナ「えっ?何?」


武「ツナ。」


ツナ「どうしたんだよ、山本。」


武「まだ気づかねぇのか?」


ツナ「えっ…?」




そう言うと山本は俺の手をとってキスをした。


そして俺の指の間を舌でつぅっ…となぞった。




ツナ「ヒャウッ…////!!」




思わず出てしまった変な声に生徒が振り返る。


恥ずかしい…。


俺はその恥ずかしさを山本にぶつけた。




ツナ「や…山本!こんな所で…」


武「ほら、テストの点数。27点…ツナになってるだろ?」


ツナ「あっ…////」




俺はそこで初めて気がついた。


良い数字って言ったのは…俺の名前の入った数字だったから…?




ツナ「や…山本…」


武「な?良い数字だろ?」




そう言って山本はニカッと笑った。



あぁ本当…山本には敵わないな。




fin.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ