その他
□拍手お礼小説
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【テストの数字】
ツナ「あ〜あ…また最悪な点数だよ…」
俺のテストの点数は30点。
今回のテストも難しかったし…勉強に全然追い付けなくなっている気がする。
リボーンのおかげで少しは点数がとれるようになったけど…全然ダメだ。
武「よぅツナ!テストどうだった?」
ツナ「山本…。今回も最悪な点数だよ…」
武「俺は結構良かったぜ?」
山本の顔は凄く嬉しそうだった。
やっぱりやらないだけで勉強出来るから、今回は勉強したんだな…そう思って俺は山本に点数を聞いた。
ツナ「山本は何点だったの?」
武「俺か?……あ、ツナは30点か。」
ツナ「わわっ!かっ…勝手に見ないでよ…」
武「ワリィワリィ。そんなに真っ赤になって…ツナって可愛いーのな。」
ツナ「可愛っ…////!?」
いきなりそういうもんだから驚いた。
男に可愛いだなんて言うもんじゃない。
俺の頬は熱をおびていくばかり。
ツナ「や…山本は何点だったの…?」
武「俺は27点!」
ツナ「えっ!?俺より悪いじゃん!!」
武「何言ってるんだよ。良い数字じゃねーか。」
ツナ「数字…?」
俺は良い数字がなんなのかわからなかった。
普通数字じゃなくて点数って言うと思うんだけどなぁ…。
えっと…100点が一番良い点数で…50点が普通だよなぁ…なんで27点が…
武「ツナ。」
ツナ「えっ?何?」
武「ツナ。」
ツナ「どうしたんだよ、山本。」
武「まだ気づかねぇのか?」
ツナ「えっ…?」
そう言うと山本は俺の手をとってキスをした。
そして俺の指の間を舌でつぅっ…となぞった。
ツナ「ヒャウッ…////!!」
思わず出てしまった変な声に生徒が振り返る。
恥ずかしい…。
俺はその恥ずかしさを山本にぶつけた。
ツナ「や…山本!こんな所で…」
武「ほら、テストの点数。27点…ツナになってるだろ?」
ツナ「あっ…////」
俺はそこで初めて気がついた。
良い数字って言ったのは…俺の名前の入った数字だったから…?
ツナ「や…山本…」
武「な?良い数字だろ?」
そう言って山本はニカッと笑った。
あぁ本当…山本には敵わないな。
fin.