□我慢の限界【甘】*
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「ねぇ、泉‥お願い!」


「ぜってーヤダ」


「お願いだよ!ほんの、ちょっとだけ‥」


「嫌だって言ってんだろ、ハゲ」


「ハゲ!?」




かれこれ長時間に渡る攻防戦。


頑固な泉は俺のお願いなんてそっちのけで、なんで俺の家に泊まりに来ているのかわかったもんじゃない。



さっきから俺がお願いしているのは、2人きりになった恋人が行きつく最終的な場所。


好きな人が傍にいれば、シたいって思うのは当然でしょ?



それなのに‥泉ったら、俺がシたいって言っても嫌だの一点張り。




「なんでそんなにシたくないの‥?俺の事‥嫌いになったの?」


「ちげーよ、明日も朝練あるからキツイって言ってるんだ。」


「だからゴムもするって言ってるじゃん!嫌なら挿入無しでも良いし‥」


「嫌だって言ってるだろ!今日はしねーの!」




今日の泉は俺の言葉なんて何一つ聞いてくれない。


ばふんとベッドを陣取り、俺に背を向けて寝る体勢に入ってしまう。



このまま何もしないで寝ちゃうなんて事‥今の泉だったら十分に考えられる可能性だ。




「やっ‥ちょっと、待ってよ!泉!」


「‥‥‥」


「寝ちゃヤダってば‥!ねぇ、泉!」




毛布をベリッと引きはがし、その身体を上から覆う。


泉の腕を固定して無理矢理にキスをすると、ガリッと舌を噛まれてしまった。



じわっと口内に広がる鉄の味。


俺は痛みに顔を歪ませ、泉からその手を放した。




「いたっ‥うーっ‥」


「だから‥ヤダって、言ってるだろ‥」




じわりとお互いに涙を浮かべ、キスをしたせいか息を荒くさせる泉。


上気した頬に、誘うような表情。


それはいつもよりも色っぽく見えた。



そんな泉に吸い寄せられるかのように先ほどの事なんて忘れてしまった俺は、泉の脚の間に手を滑り込ませ、そのまま泉の身体をまさぐり始めた。




「ちょ‥や、だっ‥水谷っ‥!」


「‥嫌って言う割には勃ってるじゃん」


「なっ‥!?やめっ‥」


「やだ。今日はもう許さないから」




そのまま泉にキスをして、服を脱がしにかかる。


当然嫌だと泉は抵抗の色を見せたが、俺はもうそんな事じゃ引き下がらなかった。



性急に泉の感じる部分だけを愛撫し、ぐちゅぐちゅと音を立てながらそれを抜く。



ぶるっと身体が震えたかと思うと、泉は5分もしないうちに俺の手の平に精液をぶちまけていた。




「あー‥もしかして、溜まってた?」


「ぁ‥はぁっ‥っ‥はっ‥くそっ‥」


「もしかして、これが原因?シたくなかったのって‥」


「あ、っ‥んっ‥は、ぅっ‥いやっ‥だっ‥ああっ‥!」




どうやら図星のようだ。


最近は練習も忙しくて、エッチも出来なかった。


その中で自慰をする暇もなかったのか、泉の体内からはドロドロの濃厚な液体が溢れている。




「やらしーの‥我慢してただけだよね?泉もこういうことしたかったんでしょ?」


「っ‥は、っ‥ぁっ‥あっ‥ん、うっ‥ぁ‥」


「でも、やっぱり無理はさせたくないから‥今日は素股でしよっか」




泉の身体を反転させ、四つん這いにさせる。


腰を突き上げる形は負担がかかるから、枕に顔を付けさせて少しだけ楽にしてやった。
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