捧げ物
□それぞれの想い【ギャグ甘】
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泉「ゆーとっ!」
栄口「こーすけっ!」
何で名前呼びなんかしているの?
俺のこと名前で呼んでくれた事なんて‥無いくせに‥‥。
今日は浜田さんの家にお邪魔していたりする俺達。
浜田さんとはあまり接点が無いんだけど、栄口がいきなり浜田さんの家に行くと言ったのが始まりだった。
浜田さんと泉が恋人同士なのは、野球部で知らない奴はいないと思う。
幼なじみな二人は、しょっちゅう泊まったりもしているわけで‥きっとそれなりのこともしている仲だ。
栄口と泉も、なんだかんだで仲が良い。
だから遊んだりしているのもよくある事だ。
今回の浜田さんの家に呼ばれたことも、泉が原因だった。
泉「なぁなぁ、勇人。ゲームしねぇ?」
栄口「え‥でも‥」
泉「浜田の家だからって遠慮することねーって!」
ツーと言えばカーだ。
泉は栄口の言いたいことを解っていて、栄口も泉の言いたいことを解っている。
それは‥なんだか俺が栄口のことを理解してないみたいで‥‥。
水谷「何さ‥二人して‥」
浜田「落ち着けって水谷。二人とも悪気はないだろ?」
にこにことしている浜田さんは、怒ってるようにも見えるし、本当に笑ってるようにも見えた。
なんでそんなに笑顔でいられるの?
俺、そんなに気長くないよ?
泉「ゆーと‥好き。」
栄口「俺も好きだよ?」
その言葉に、とうとう俺はキレてしまった。