捧げ物

□Sweet night【甘】*
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泉「はまだー」


浜田「ん‥なに‥って!?」




そこに現れたのは、俺のYシャツを身に纏った泉。

一枚で太股までが収まり、第一間接までの指が袖から覗いている。




泉「ぶかぶか‥だな。」


浜田「あ‥あぁ。そうだな。」




ちょこんと座って首を傾げながら「何読んでるの?」なんて聞いてくる。


ただでさえムラムラしてるってのに‥

そんな近付かれたら‥‥




浜田「いずみ‥近い‥」


泉「‥‥そう‥?」




はぁと溜め息をついて指の間接を折り曲げ、それを口元にやる姿は可愛すぎて。


もじもじとしながら、泉は女の子のようにペタンと座って俺を見つめた。




泉「俺‥そんなに魅力ないのかな‥」




ぼそっと泉が呟いた言葉を聞いて、俺の自身がズクンッと疼いた気がした。


なるべく泉を見ないように‥なんて、出来るわけがない。



でも最近全然シテないし‥嫌がられたりしたら嫌だ。


そんな恐怖から、俺は理性との戦いをする羽目になったのだ。




泉「ねぇ、はまだ。」


浜田「なんだよ。」


泉「暑くない?俺、凄く暑い‥」




そう言ってボタンを二、三個開けてパタパタと服を揺すって風を起こす泉。


ちらちらと見える白い肌がいやらしい。




浜田「俺は‥別に‥」


泉「‥さっきから汗かいてるよ?」




見ないようにと目を反らしたのに、興奮して滴る汗。


ほら‥と言って泉は首筋に手をつぅっと這わせる。

クーラーで冷やされた汗が、泉の手を滑っていった。




泉「‥シャツ脱げば?」


浜田「いや!いいっ!」




脱いだら俺は何をしでかすか解らない。


泉を引き離すと、泉は悲しそうに唇を噛み締めた。




泉「‥っ‥‥」


浜田「‥どうした?」
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