捧げ物

□約束破りにはお仕置きを【鬼畜】*
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泉「やぁっ‥あっ‥あっ‥!」


浜田「んっ‥く‥はぁっ‥」


泉「アァッ!あっ‥あぁ…はぁ‥はっ‥‥あ、あ、あっ‥!」




嫌々と首を横に振って、抵抗する泉を鏡ごしに見た。


抵抗と言っても、それはもう意味を成していないもの。



俺達は快楽を貪った。









事はすぐ前の出来事だった。


俺が階段を上って自分の部屋へと続く廊下で、二人の人影がぼんやりと見えた。

それを見たのは深夜の遅い時間帯で、泥棒かと思った俺はそっと怪しい人影に近づいた。



泥棒‥そう思った俺の勘は外れていた。


誰かが掴み掛かっている光景を見て、俺はそいつらが揉め事を起こしていることに気付く。




「離せよ!大声だすぞ!?」


「大声出すの?男が襲われてるなんて分かったら‥恥ずかしくない?」


「‥‥くっ‥!」




話しからして、誰かが強姦されているみたいだった。


なんだか聞き覚えのある声だったけど‥アイツがこんな時間帯にいるはずがない。

「夜中は危ないから出歩くな。」‥と、俺が釘を刺して置いたはずだから。




「ちょっ‥いやっ‥!」


「気持ち良くしてあげるよ‥君みたいな子が夜中に出歩いているなんて、ラッキーだったな。」


「嫌だって言ってんだろっ!!」




あぁ、なんかヤバそうな雰囲気かも。

自分の部屋の前でヤられんのも嫌だし、そろそろ退散してもらおうかな。


俺が少しずつ近づくとファスナーを下ろす音が聞こえてきて、同時に卑猥な粘着質の音も聞こえて来た。




「‥どうだ?デカイだろう?」


「この‥気持ち悪いの見せんじゃねぇっ‥変態!!」


「あ゙だっ!!」





廊下に、怒鳴り声とドカッという一瞬の騒音が響いた。


襲われている方も、実は結構抵抗する力あんのか?


そんなことを思いながら、俺は揉めている二人の人影に声をかけた。




浜田「俺の家の前で何やってんだ。近所にも迷惑だろ。」


泉「‥は‥まだ‥?」


浜田「えっ‥泉!?」




周りが暗いせいかと、目を疑った。


泉がこんな時間帯に俺の家の前にいるだなんて。



襲われないようにって思って‥夜は出歩くなって約束したはずなのに。


どうしてこんな所にいるんだよ。




泉「あの‥これ‥届けに来たんだよ。」


浜田「え‥肉じゃが?」


泉「じゃ、俺は帰るから。」


浜田「いやいや!待て待て待て!!」
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