おお振り

□眠気と痺れ【甘】
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浜田「いーずみー…」


泉「………」




無防備な寝顔。


口からは涎が垂れそうになっていて、胡座をかいたまま自分の腕を枕代わりにしてテーブルに頭を預けてる泉。


さっきまでは元気だったのに、俺がジュースを取りに行ったらこの様。




浜田「かわいい…な…」




ちゅっと頬にキスをしてみると、うぅん…と唸って眉に皺を寄せた。


そっと抱きしめて、顔だけを俺の方へ寄せると、俺は泉の唇を奪った。



流石の泉も、これには起きたようだ。




泉「え……は、まだ…なに……んんっ…」



寝ぼけてる泉にもう一度目覚めのキスをする俺。


まだ眠たいせいか、泉は俺にゴロゴロと擦り寄ってきた。



猫みたいで…本当可愛い。




泉「…はまだー……」


浜田「ん?」


泉「……なんでもねー…」




名前を読んでぷいっと顔を背ける泉。


これは泉が頭を撫でてほしいというサイン。

…本人は気付いてないみたいだけど。



頭を撫でると泉は嬉しそうに、でもそれは表には出さないようにしていた。




泉「んっ……あだっ!」


浜田「??」


泉「…っ…痛ぇー…」




さっきまで胡座をかいて寝ていた泉。


どうやら足が痺れてしまったようだ。



寝ている時って…結構体重かかっているんだよな…。

俺もそういうことは良くある。




浜田「どれどれ?」


泉「ひっ…あっ…!」




ツンッと足を突いてやれば、体中にまわってくる痺れの感覚。

泉はエロい声を上げて、痺れと格闘していた。




泉「ふざけんな!触るんじゃねぇ馬鹿浜っ…ひああぁっ!」




ツンツンと突けば突くほど溢れる悲鳴。


そのたびに足はビクビクと痙攣して、痛い痛いと泉は涙目になっていた。




泉「痛ぃ…やだ…もぅ止めて……」




ぐすぐすと涙を溜める泉は、凄く色っぽかった。


まるで…ヤってるときのような…強姦してるときのような感覚に襲われた。




浜田「あー…もうダメ!」


泉「ア゙ーッ!痛ぇって言ってんだろっ!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!」




ガバッと抱き着いた俺の体に、痺れている足がクリーンヒットしたらしく体を震わす泉。




浜田「もー、泉大好き!!可愛い!!」


泉「キモい、退け、邪魔!この馬鹿浜田!!」


浜田「残念でしたー。もう逃げられないから…諦めて、ね?」


泉「馬鹿……」




そこで泉の言葉は切れた。


痺れた足はもう治ったのだろうか?




まぁ…あとは快感へと堕ちるだけ…だけどな……。




fin.




→あとがき
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