おお振り
□今は傍に…【甘】
1ページ/2ページ
浜田と付き合うようになって一週間。
中学のときからの思いがやっと届いたと思うと、ほわんと幸せな気持ちになった。
泉「でも…いくらなんでもあれは……」
告白をされてすぐに、俺は浜田にキスをされた。
俺が舐めていたのど飴のせいで、生まれて初めてのキスはレモン味だった。
泉「んっ…はぁ…」
浜田「はぁっ…いず…み…んっ…」
ちゅくちゅくと響く音。それは、いきなり舌を絡ませる深いキスだった。
それだけならまだ許せる。俺も心の中で、こういう日が来るのを望んでいたから……。
浜田「いずみ…」
泉「え……」
ドサッと押し倒されたかと思うと、浜田の手が服の中へと侵入してきた。
泉「なっ…!やめっ…」
浜田「泉…好き…大好き…」
泉「だからって…止めろッ!!」
両手に込めた力で、俺は浜田を突き飛ばす。
はぁはぁと肩で呼吸すると、俺はその場から逃げ出してしまった。
その後、浜田は俺に謝ってきて「泉がそう言うことしたくないならしないから!だから今は……傍にいて?」と言われた。
俺は素直にその言葉に頷いた。
泉「浜田がそう言うなら…まぁ良いか。」
泉と浜田がそういう関係になるのは…そう遠くはないお話。
fin.
→あとがき