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□君の泣顔2【鬼畜甘】*
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最近気付いたんだけど、俺の恋人って‥ちょっと変かもしれない。
だってさ、俺に酷くされて気持ち良くなっちゃっているんだもん。
それってさー‥変態ってことじゃないのかなって。
俺は他の奴らのことなんで心底どうでもいいし、他の奴らの事情なんて知りもしないけど。
でもさー‥これって、やっぱり変だよね‥?
「どー思うー?黄瀬ちんー」
「へぁ!?」
「なに変な声だしてんのーきもちわるいー」
「い、いいや‥だ、だって‥おれが知るわけ‥」
「は?だって黄瀬ちん、峰ちんと付き合ってるんでしょ?」
「ふぁ!?」
黄瀬ちんは俺から出された質問に対して変な声をあげて、しどろもどろしながら慌てふためいていた。
えー‥ぜったい峰ちんと付き合ってると思うんだけど‥違うの‥?
確かに峰ちんはおっぱい大好きだし?女の人好きだし?黄瀬ちんなんて顔がいいだけだからなぁ‥全然好みではないけど。
俺はやっぱり赤ちんが好きだから、峰ちんの気持ちは理解出来そうにないや。
「ねーねーどうなのー?」
「そ‥、れは‥っ‥」
「イきたいのにイけなくされてバイブお尻の穴に突っ込まれてあんあん言わされ‥」
「わーっ!わーっ!!」
黄瀬ちんは俺の言葉をかき消すようにして声を荒げ、ぱたぱたと両手を振った。
なんでそんなに顔を真っ赤にするのかが分からなくって、俺は言葉を続けようとしたがそれは黄瀬ちんの手によってふさがれてしまった。
「‥ひゃひふんふぉー」
「だ‥だって‥そんな恥ずかしいこと大きな声で言わないで欲しいっス!」
「ふぇ?ひゃふかひぃ?」
「そーっすよ!」
そんなえっちな事を大声で言うもんじゃないっスよ!と黄瀬ちんはぷりぷりとしながら俺に怒った。
でもさー‥そんなの聞かなきゃわからないじゃん?
「黄瀬ちんはどうなの?」
「だ、っ‥だから‥それは‥っ‥」
「峰ちんとそゆことするの、気持ちい?」
「だから‥青峰っちは‥カンケー‥ない‥」
「あっそ。‥じゃあ、大きな声で言っちゃうからねー?せーの‥」
「わっ!わわっー!わかった!わかったら!言わないでほしいっスー!」
黄瀬ちんはそこから小さいな声で、俺に内緒話をするみたいにして話してくれた。
自分は峰ちんと付き合っていて、どんなことをされたことがあるのか‥とか。
バイブを入れられたこともあるらしい。
それは気持ち良かったって‥、うーん‥やっぱり普通なのかな‥?
酷いことされても、峰ちんだったら良いんだって。
じゃあ俺は‥?
赤ちんは、俺だから許してくれてるってこと‥?
「好きなら‥たぶん、そういうこと‥っス‥」
「それって赤ちんもそうだと思う?」
「赤司っちも、紫原っちのことが好きだから許してくれたんじゃないんスか?」
「そうなのかなー?」
赤ちんって‥俺が思っているよりも俺のことが好きなのかな‥?
俺に酷くされたとき、気持ち良くないって赤ちんは言っていた。
でも別に怒られたりはしなくて。
ただ、真っ赤になった赤ちんがそこにいただけだった。
「ま、赤司っちに聞くのが一番だと思うっスけど‥」
「えー?そんなの絶対教えてくれないよー」
「じゃあ、またそういうことして反応見てみるとか」
「んー‥嫌われなければいいけど‥。俺、赤ちんの泣き顔、結構好きだし」
「うっわ。紫原っちって結構Sなんスねー」
その時、丁度集合の合図がかかって俺達の会話はそこで止まった。
赤ちんは相変わらず皆をまとめて、涼しい顔をしながら皆に指示を出している。
あぁ、あの顔を歪ませたい。
その顔を歪ませることが出来るのは俺だけなんだって‥皆に見せびらかしたい。