ＨＱ!!
□明日は休日【甘】*
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「トービオちゃん！」
「‥なんですか、及川さん」
「ね、今日はいいでしょ？」
「‥‥」
明日は休日。
決まってその日はトビオちゃんとセックスをする。
トビオちゃんはあまり乗り気な感じはしないけど‥でも、それは表情に出さないだけ。
気持ち良くて声が我慢出来なくなっちゃったり、縋り付いたりするのはいつもトビオちゃんの方だもん。
「‥‥嫌で‥」
「よし！決まりー！」
「ちょ‥！？俺は嫌だって‥！」
「今日、俺の家ね？」
「だから人の話を‥！」
「誰も居ないよ。だから安心して？」
「ッ‥、だ、だから‥！そういう問題じゃ‥」
顔を赤くして、はぁとため息をつくトビオちゃん。
まだ俺とのセックスに慣れないのか、トビオちゃんは毎回俺を拒絶するような態度を取るのだ。
でもその度に俺に抱かれて、俺に散々恥ずかしい姿を見せているんだけど‥。
いい加減、慣れても良いと思うんだけどなぁ。
でも‥こんな初心な反応をされるのも、興奮するから良いんだけどね。
「‥絶対に行きませんから」
「あっそう」
「っ‥及川さんっ！聞いてるんですか！？」
「はいはい、聞いてるよ。続きは家でね」
「聞いてないじゃないですか！」
「キャー！及川さーんっ！」
トビオちゃんが俺のジャージ裾を掴もうとしたそのとき、ファンの女の子達が俺に寄って来てトビオちゃんは近付けなくなった。
怖い形相で俺を睨みつけて、チッと舌打ちをして背中を向ける。
まぁ、こんなんでもトビオちゃんは真面目だからちゃんと俺の家に来てくれるんだろうけど。