HQ!!

□誰にも言えない秘密事【甘】*
1ページ/4ページ

誰にも言えない秘密がある。


そんな秘密のひとつやふたつ、高校生なら持っていて当然だ。



でも‥俺の場合の秘密は、本当に誰にも言えない秘密だ。




「クロ‥今日も泊まるの?」


「いいだろ。おばさんも良いって言ってるし‥」


「‥別に、嫌じゃないけどさ」


「一緒に寝るか?」


「やだ。ベット狭くなるからクロは布団で寝て」




昔は一緒に寝ていたのに、今じゃそんな事を言っても流される。


研磨はそのままベットに潜り込み、もう眠いのか、いつも手に握っているはずの携帯をそのままにして毛布をかぶっていた。




「研磨、もう寝んのか?」


「ねる」


「明日の部活は7時からだぞ?」


「しってる」


「いつもより遅いんだから、まだ起きてたって‥」


「もうねむい。クロ、電気消しといて」


「‥あぁ、わかった」




研磨は幼馴染で、いつも一緒になって遊んでいた。

俺の方が学年はひとつ上だけど、小さい頃から遊んでいたせいで敬語や上下関係みたいなものはお互いの中には存在していない。



そんな研磨に恋愛感情を抱くようになったのは、ここ最近の事だ。


ただの幼馴染で、友達だと思っていた同性である研磨に‥ある日俺は、その研磨を抱いている夢を見て夢精してしまった。


高校生にもなってそんな夢で夢精して、しかも相手が研磨だってことに驚いた。




「人の気も知らないで無防備に寝やがって‥」




何かの間違いだろうと、俺は研磨を想像して妄想の中で研磨を犯した。


すると、自分でもわからない感情が俺を襲って来て‥気が付けば、妄想の中の研磨に挿入し、俺は達していたのだ。



ポタポタと垂れる液は、紛れもない真実だけを俺に突き付けていて。


嘘だろと思いつつも、その事実を受け止める他無かった。




「‥研磨、寝たのか?」




返事が返って来ない所を見ると、本当に寝てしまったのだろう。


毛布を少しだけ剥ぎ取ってみると、研磨のまだ幼いままの顔が見えた。

まるで子供のように無垢な姿で寝ているのは、出会った当初とほとんど変わらない。


それに比べて俺は‥研磨を性的な対象として見るようになってしまって。


でも、衝動なんてものは抑えられない。


俺はそのまま、自分の下半身の膨らみに手を伸ばしていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ