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□オモイおもい
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オモイおもい



「な、なんで我輩なんでなのさっ」

昔、散々イジメ…否、むちゃぶりして、トラウマスイッチ作っちゃったの我輩だしー…

よく会議には呼び忘れるし、侵略作戦の邪魔される前に排除したこともあったし、それにシカトにスルーだって…

「だから?」

だ、だからって、そんなあっさり…

ドンドン近づいてくるドロロ。
もう我輩の背中は壁に着いちゃって、逃げ場がないっていうのにっ。

「僕はケロロ君が好き。ずっとずっと昔から、大好きだよ」

「ゲロッ」

真っ直ぐすぎる言葉。
骨が軋むくらい強く抱きしめてくる腕。

ねぇいいの?
お前は我輩なんかでいいの?

我輩はお前に何もしてやれないのに。
我輩はお前に何も云ってやれないのに。

「君が望むなら、僕は何だってできるよ」

お前の想いは我輩には重すぎる。


重すぎて、重すぎて、いつかその想いに潰されてしまいそうで怖いと思った。




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