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□償い
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償い



こうなると面倒くさいんだよねー…

我輩の部屋の隅っこで体操座りしている青い恋人を、視界に入れる度に自然にため息がこぼれてしまう。

「ドロロー、忘れててごめんってばー。もう機嫌直してよ」

…応答ナシ。

一旦トラウマスイッチ入るといっつもこれだよ。
でもだからって、放置するわけいかないんだよねー。さらに長引くし、根に持つしっ。

「ちょっとドロー…!?」

ドロロの顔を覗き込もうとしたその次の瞬間、状況が一変。

背中には鈍い痛みが走り、目の前には何故か笑みを浮かべる青い顔。

「ケロロ君」

「は、ハイ…」

さっきまでトラウマモードだったとは思えないくらい、ニコニコしている。
なのに、全身から汗が噴き出すのはナゼ…?

「僕、傷ついた」

「だからゴメンってさっきから…」

「慰めて?」

「…へ?ちょっ、ちょっと待っ…ゲーローッ!!」



…この後、ケロロ軍曹がどうなったかは言うまでもない。




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