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side―唯留

「俺の家この近くだし、寄って行って?」


そこから始まる桐里からの誘惑の数々
…いやきっとそんなつもりは無いんだろうけどね、桐里は優しいからただの親切で言ってくれてるだけだもん
あーでもちょっと小悪魔な桐里もかあいいかも…ハァハァそんなに誘わないでっ!
なんて降り出した雨に打たれながらまたやましい事を考え、引っ張ってくれる手をにぎにぎ握り返して桐里の後に着いて行った、桐里の手可愛い

そして、ついた先は桐里のお家だった


「あー…結構濡れちゃったね、大丈夫?」


大丈夫じゃない…だだだだって桐里のかあいいピンク色のあれがぁっ、透けちゃってるよぉハァハァっ
タオルを受け取るもぼけーっと突っ立ったまま
必死で目を逸らすも水も滴る何とやらで、どこを見ても桐里がかあいい
そしてやっぱりハァハァ美味しそうなそこに目が行ってしまうっ


「大丈夫じゃないよね…唯留こっち来て?」


はっ、え…あ、あまりにも見すぎちゃって気付かれた?呆れられた?ああぁどうしよっ
お説教でもされるのかと、不安だけどまた桐里と手を繋げて嬉しい、でもやっぱり愛想つかされたら…
透けた背中もまた綺麗で、不安ながらに興奮していれば、連れてこられたのは脱衣場だった


「お風呂で温まってて?着替えとか用意してくるから」


「あ、ありがとう」


…愛想尽かされた訳じゃなかったみたい
安心してほっと返事をすればにっこり微笑まれた。かあいい、どきどきし過ぎて心臓が痛い
桐里が去ってから水を吸って重くなった服を脱いでいく
…パンツを脱いだ時に桐里がいなくて本当に良かったと思った、この分だと本当に愛想尽かされちゃう

お言葉に甘えて体を洗えば、溜めてくれたお湯に浸かった
そして収まらない股間の熱
だ、だってここ桐里のお家のお風呂なんだよ?桐里が毎日ここで…ハァハァっ
でもこんなとこで抜いちゃったら悪い事してる気分に…桐里とお風呂でにゃんにゃん…ハァハァっ、桐里と一緒にお風呂入りたいっ
それであちこち洗ってあげて…ハァハァ桐里かあいいよぉっ
もう引き返せない程妄想に浸ってしまい、どうせこのままでは出れない、禁忌でも犯すような背徳感を胸に自身に手を伸ばそうとした時…


「唯留ー、湯加減どう?」


「ひ、大丈夫!ちょうど良いよ」


扉越しに声を掛けられ我に返る
そ、そうだ!桐里も濡れてるんだった!
俺ったら何考えて、早く上がらないとっ
アレは収まってくれないものの浴槽から出て、気持ちそれをタオルで隠せば扉に手を掛けた
だけど俺が開く前に扉が開いた


「一緒に入っていい…かな」


腰辺りをタオルで隠してるも、何も纏ってない桐里が…桐里のは、はだっ、裸があぁっ
肌白いっハァハァ綺麗だし可愛いし…あーっ、このままじゃ不味いっ!今すぐ食べたい!
鼻血とかいろいろ吹き出しそうになり、目の前を手で覆い隠した


「俺上がるから…桐里ゆっくり入って」


「唯留温まってないでしょ?風邪ひくかもしれないし、それに…恋人同士だし一緒に入りたいなって」


見上げられて首を傾げられればもう限界だった
い…一緒に入れる訳がない、こんな純粋な目を向けられてるのに、一緒に入ったら俺のナニが爆発してしまう!
「ごめん」とだけ謝って用意してくれていた着替えとタオルを掴めば慌てて脱衣場を出た
幸い人がいないみたいで廊下で着替えを済ます

これって桐里の服だよね…ちょっとちっちゃいけど今それをハァハァ俺が着て…っ
何か物音しないし多分今桐里と二人っきり…
あー、もう変な事考えちゃ駄目だ!
桐里がお風呂入ってる間に落ち着かせないとっ

廊下で待ってる訳にいかないので、桐里の部屋にお邪魔させてもらった
綺麗に片付いた部屋
でもやっぱり目に止まるのはベットで…このベットで桐里が毎日寝てて…ハァハァっ
ちょ、ちょっとだけ、寝たらこの熱も収まるかもしれないしっ
なんて自分に言い訳しながらベットに腰掛け、我慢出来ずにベットにうずくまった
ハァハァ桐里のいい匂いがぁ…これはやばいかも…ハァハァっ
あーこの枕とかシーツとか全部欲しいっ
むらむらするも、それと同じくらい幸せで、近くにあった抱き枕を抱き締める
これも桐里の匂いが……ん?あれ?
くんくんと匂うが柑橘系の爽やかな、俺がたまにつける香水みたいな匂いがする
柔軟性とかかな?でも枕とか毛布から匂わないし…
不思議に思ったけど、毛布を被ればそんな不思議を忘れるくらい幸せだった


「…唯留?寝ちゃったの?」


はっ、と気付いた時には遅く、幸せ過ぎてお風呂から上がってきたであろう桐里の足音に気付けなかった
毛布にくるまって下半身が痛いなんてバレたら怒られるし俺が変態だってバレるっ
上手く誤魔化す術も見つからず、返事が出来ないでいれば桐里がベットに腰掛けた


「唯留?…もしかして誘ってるの?」


軽く揺すられるも今起きても気まずいだろうからもう寝たふりを決め込む
さ、誘ってるってあれかな…桐里が俺の寝込みをハァハァ襲ってくれちゃったり…っ


「…違うか、疲れてたのかな」


…なんて夢みたいな妄想は行われなかった
それから「これは駄目っ」と抱き枕は引っ張らて取られてしまった。あれはあんまり桐里の匂いしてなかったからいいけど、桐里が抱いてる枕だからもうちょっと堪能したかった


「はぁ…やっぱり無理なのかな…俺顔も体も可愛くないし……一緒にお風呂も嫌、か」


な、何言ってるの!?桐里程可愛いかあいい人間この世にいないんだよ!?それに一緒にお風呂入りたかったに決まってるじゃんかっ

そう叫びたかったけど、毛布越しだけど後ろから抱き付かれてしまい、幸せ過ぎてイきそうになった
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