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「奏ー、大丈夫か?」


「な、何が?」


「何か歩くのさえ辛そうだし声掠れてるし、具合悪いんじゃないのか?」


「ちょ…ちょっと風邪気味だからかも、でも平気だから。心配してくれてありがとう」


「無理すんなよ?」


その言葉に笑顔で返事した後…机に突っ伏した
昨日訳の分からないまま先輩に滅茶苦茶にされて、下半身の感覚が殆どない
嫌って程喘がされ…泣きすぎて…声だってがらがらだ

だけど、1日でも休むと授業が分からなくなる
分からなくなればそれを取り返すのに何時間も掛かってしまう
自分が馬鹿なのは自覚していた

だから何とか登校したものの、椅子に座るだけでも辛く授業なんか聞いていられなかった


机に突っ伏していればポケットの中でブルりとマナーモードにしていた携帯が震えた
それを開いて見てみれば、登録した覚えのない先輩の名前が表示されている

"放課後残れ"

短文でそう書かれた…きっと脅し
…また昨日みたいな事をされるんだろうか…思わず泣きそうになる
もう学校なんか休めば良かった






「あの…いったいどこへ行くんですか?」


「そんな事自分で考えて」


そんな無茶な…
放課後、廊下に出れば麗希先輩がいたので目を合わすのも怖いから俯いて後を着いて来たんだけど…歩き初めて30分
そろそろ腰が痛くて限界だ


「あ、あの…少し休憩しませんか?」


怒られるのを覚悟で近くのカフェを指差す
すると頷いてくれ、二人で店内へと入った


麗希先輩は紅茶を、俺はカフェオレを飲む
その間も俺はずっと俯いたまま
…だってじーっと麗希先輩がこっちを見ているから顔を上げれない、怖いし
会話もないまま、ただじっと見られる
その沈黙を破ったのは麗希先輩だった


「何か喋って」


…と言われても、話題なんかないし怖くて上手く話せない…
それでも何とか喋ろうと口を開けては、何を喋っていいか分からず口を閉じる
結局喋れず唇を噛み締めれば更に俯いた


何時間とも感じれた、実際は数十分居たカフェを後にすればまた歩き始める麗希先輩


「乗って?」


目の前にある高そうな車
立ちすくむ俺に先に入った麗希先輩が俺の腕を引いて中に連れ込んだ

車内も会話がないまま
いったいどこへ連れて行かれるんだろ…
そう不安に考えていれば、俺の手に先輩の手が重ねられた
手がぶつかってしまったのだと慌てて引こうとしたが、その前に握られてしまった
流石に車から飛び出て逃げはしないのに…あぁ、きっと連れて行かれた先で昨日みたいな事をされるんだ

繋がれた手からそう伝わってきて、俺はその手から目を離すように窓へと視線を移した







「う…っ、んんっ、はぁ…やぁっ」


「さっきは奏に付き合ったんだから、今度は僕に付き合ってもらうよ?」


「や…ひっ、やだ…ぁ…っ」


着いた先は麗希先輩のお家
予想が当たってしまったようで、ベット着くや否や押し倒されてしまった
怖くて抵抗出来ないまま進んでいき、信じられないところに先輩の信じられない物を受け入れさせられ容赦なく出し入れが繰り返されている
もう痛くてまともな声が上がらない…
ぼろぼろと涙が溢れ苦痛で歪む顔をずっと見られ、気も可笑しくなりそう


「期待してたからあんなに恥ずかしがっていたんだよね?デートの最後っていったらこうなるんだから」


「でーと…?んっ、奥嫌…っ」


「そんなに泣くほど嬉しい?僕も嬉しいよ、ほら」


「っ、ひ…助け、て…っ」


苦しい程奥を突かれて密着され、先輩の言葉を理解する余裕がない


「奏、その厭らしい声で僕の名を呼んで?」


「麗希せんぱ…いっ、も…イ…っ」


「あぁ奏、今中に出してあげるからね」


苦しくて痛くて辛くて…縋るものが先輩しかいなくて…
もう止めてほしくて抱き付いて名前を呼べば更に激しくされ…
お腹の中に温かい物を感じながら俺は意識を飛ばした
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