♪空高く♯
□初舞台
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ついに来た。
そんな遠いことでもねーだろーなって思ってたけど
「ねえねえ！台本覚えるのって大変!?装置とかっていつ出来るのかな!?共演者との初稽古って本読みの時!?体鍛えたほうがいい!?」
和『うーるさいな！(笑)
あんた女優やってんだろ、いつもどーりだよ！』
「舞台とドラマは違うもん」
和『自分のスタイル変えない方がいーですよ。長丁場なんだから』
「和君もそう？」
和『そーね』
「ふうううん！！♪」
和『....わっくわくですね』
目がキラッキラしてやがる(笑)
やっと回ってきた舞台の話。
しかも今回はミュージカルらしい
初舞台がミュージカルって、ハードル高くね？っていう
「あ〜楽しみだなぁ♪」
ま、いっか
今は好きにさせよっと
始まってからじゃなきゃわかんねぇこともあるだろうし
「和君は、舞台の時はいつも変わらない？」
和『俺？うん。』
「へぇ」
和『何も特別なことする必要はないけど、舞台は体力勝負だからな。体調管理しっかり』
「うん！」
少し真面目に頷いた
こういうときはまだ抜けねぇな、スイッチが
舞台の時、大丈夫かな....
和『台本は？』
「ん？はい！」
りせから台本を受け取りぺらぺらと捲る
....なかなかのページ数だな
そりゃそっか、ミュージカルだもんな
ミュージカルかぁ.....
リーダーとかならアドバイスできるかな
でも無理か。
あの人も感覚型だったな
和『多いな、ページ』
「うん、でも大丈夫」
和『....(笑)』
そうね、あんたに心配は無用だった
和『頑張れ』
「.....うん！」
りせの初舞台が、始まる
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