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□24時間テレビ直前小説
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裏山を抜けた開けた場所にそこはある。




一面が綺麗なみどりの原っぱ




そこに凛と、しかしどっしり構えて立つ一本の桜の木。





その根本に男が一人腰を掛けていた







雅『へー、珍し』


和『....!!』


雅『久し振り』


和『へえ、来たんだ?』


雅『....来るだろ、そりゃ』




本を閉じてゆっくり立ち上がった和也は眼鏡を外した




雅『眼鏡、やっぱり似合うね』


和『あんたがいるなら掛けない』


雅『どうして?』



和也はふっと昔と変わらない意地悪気な笑みをこぼした



潤『おーっ、いたいた!』


和『....誰』


潤『ひでぇな。』


雅『松潤?』


潤『え。もしかして相葉ちゃん?』


雅『....ねえ。俺そんなに変わった?』


和『いい意味で、ですよ』


潤『すっかりパパじゃん(笑)』


雅『松潤こそ』


潤『俺はー、まあ、それなりに』


和『それなりに?(笑)』


潤『....てか意外。ニノがいるとか』


雅『そう!ね!一番だよ!?』


和『....俺をどんだけ薄情な人間だと思ってんですか』


雅『いやー、だって....ねえ?』


和『おい』


潤『.....三人、だな』


雅和『....』




雅紀と和也が顔を見合わせた




潤『来ないか....』


和『....』


雅『仕方ないよ....』


翔『誰のこと話してんの?』


『!!』


潤『しょ、翔くん....!?』


翔『つれねぇなー(笑)』


和『....来たんすね』


翔『そりゃーね。約束だもん』


雅『....翔ちゃん、元気?』


翔『....うん。元気だよ』


雅『そっか....そっかそっか、そっか!うん、良かった!良かったっ!!』



嬉しそうに翔に抱きついた



翔『相葉ちゃん....』


雅『俺、もう一生会えないかと思ってたんだよ....っ、翔ちゃん』


翔『....うん....俺も....っ』


和『....』

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