♪空高く♯
□過去と笑顔
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和『....殺されたの。
あいつのお母さん。』
嵐『え?』
和『殺されたんだよ。りせが2歳の時に』
翔『....誰に』
和『........。
りせの、親父に。』
........
楽屋の中の、時間が止まった。
雅『え、それ....』
和『....イカれた親父だったんだと。りせが、この業界入ったのも、赤ちゃんの時。
金欲しさに親父が、今の事務所に入れたんだって。でも母親死んで、父親は刑務所じゃん。それで残されたりせは親戚の家に預けられることになったけど、そんな家の娘なんか預かりたくないわな。
....たらい回しだよ』
雅『....そん、な....』
和『で、見かねたりせのマネージャーさんが事務所の寮で、預かることにしたの。
....まぁ実質マネージャーさんがりせの親代わりっつーか。でもまぁ、そんなむちゃくちゃな話誰も断んない親戚も親戚だけどな』
翔『....りせちゃんはそのこと』
和『母親が殺されたのは知ってる。たらい回しにされた記憶もあるみたい。....でも父親の存在は知らない。ましてや母親殺したのが父親なんて....言えるわけないって』
潤『なんでマネージャーさん、そんなりせのこと....』
和『....最初は見かねてだった。でも事務所的にも時間を費やすわけにいかないって考えてた。いつかは施設に、って。....でも』
潤『....でも?』
和『....』
ニノが一点を見つめたあと、優しく微笑んだ
和『....あいつ、一生懸命だったんだって。』
潤『....え?』
和『どんなことにも、いつも前向きに頑張って、取り組んでたんだって。』
潤『....』
和『それに胸打たれたって(笑)』
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