守護

□宝物は誰?
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お母さーん お母さーん

奏子「私たらいつの間にか寝てしまっていたのね」

ソファーに座って洗濯物を畳んでる内にうたたた寝をしてしまった

そして、奏子は夢を見た

幼い頃の娘

娘は私を探して泣いていた

私を見つけるとニコッと笑う

可愛らしい笑顔を見せる

もう今ではあんなあいらしい笑顔は見せてくれない


懐かしくなって思い出したくなってアルバムを出して来た


そこには幸せだった頃の風景が写っている


奏子「こんなに小さかったのね」


歩きはじめた歌唄をイクトが手を引いて歩く写真

家族四人の家族写真

笑ってる写真

泣いている写真

どれも幸せな思い出


歌唄の幼い頃は

甘えん坊でいつも後ろにくっついていた

いないと泣いて

誰かがいないと駄目だった

その子が今はあんなに成長したまだあの子は私をうらんでいる


でも私は全てに後悔はしない

娘の事を大事に思ってるいつか伝わりますように


その時だった

ピーンポーン

月詠家のインターホンが鳴った

奏子「はい、どなたですか?」


歌唄「お母さん、私よ歌唄」

ちょうど噂をしてたら歌唄が家にやって来た


すぐに玄関を開ける


奏子「上がって」


そのままリビングへ


すると歌唄はいつもとは様子が違う様子に奏子は気づいた

奏子「今日、お仕事は」


ソファーに座りながら母はいった


歌唄「それよりお母さん」

奏子「何?」


歌唄「はい・・・」

歌唄は後ろに隠し持っていた花束を母親に渡した

歌唄「いつもありがとう、後・・・今までの事ごめんなさい」

奏子「まぁ!!」

花束を受け取るとそこにはメッセージカードがそれを読んでますます嬉しくなって感動して涙が出てきた


娘にこんな事して貰えるなんて

そのあと歌唄を抱きしめ

奏子「良いのよ、お母さんこそごめんね」


歌唄「お母さん・・・」


奏子「そうだ!アルバム見ましょうよ」


どびきりの笑顔まではいかないけれど可愛らしい笑顔はまた見る事はできた

これからもよろしくね
 

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