固い心-Blood-

□仲間
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「散々人にでかい口叩いてきて、大事な男を殺して・・・。だから殺してやった・・・。それだけだ・・・。」

「そのモキってのにもらったのがそのペンダントか?」



ラディッツは確認の為に一応カリラに聞いてみた。
首に掛かっているダークエンジェルを持ち、皆の前に上げた。




「ダークエンジェル・・・。天使と悪魔は交わってはいけない・・・。例え交わってしまっても、純白な天使は暗黒の天使になるだけだってよ・・・。
だから俺はモキまた会えるか分からんが、報いをきちんとこなしてモキに会うって・・・約束したんだ・・・」



カリラの過去の話しを始めて聞いた一同はやっと一つだけ謎が解けたと思った。




「じゃあ、その傷は親との殺し合いん時に出来たのか?」



カリラの持っている戦闘力は凄まじいものだ。そう簡単にはケガなどをする筈が無いのだと思い、ターレスは訊ねる。



「・・・違う・・・」



先程とは違い、低く冷たい声で言い放つカリラ・・・。
表情も一気に険しくなった・・・。


「じゃあ、誰にやられたんだよ?」

「・・・それは・・・言いたくねぇ・・・」

「なぁ、カリラ・・・。ここまで話してくれたんだ・・・。もぅ俺達に教えてくれてもいいんじゃねぇか?」

「俺達の仲だろ?」



何気ない一言にカリラは目を見開かせた。



「ワリィが俺はお前らの事を仲間と思ったことはねぇな・・・」

「なっ!?そりゃどういう事だよっ!?」

「まぁ・・・お前らだから教えてやるよ・・・。この俺に傷を残してくれた奴らをよ・・・」




カリラは再び皆に過去に・・・傷について話し始めた・・・。




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