固い心-Blood-

□共鳴
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ブロリーとカリラの仲も普通な感じになってきて、地獄に平和が戻ってきた・・・。


仲が良くなってきたためか、カリラ、バーダック、ラディッツ、ターレス、そしてブロリーの5人で、朝から晩まで下らない話をしながら酒を飲み交わす。




「アン時のカリラは傑作だったな・・・。見てて楽しかったしよ・・・」

「黙れクソレタス・・・」




今日もまた下らない話をしながら、見飽きた風景を背に酒を飲み交わしていた。


話はブロリーが地獄に来てからのカリラが荒れたという話となっていた。

彼女自身も昔のことだと思い、笑いながら話していた。



「カリラ、何であんなにブロリーを毛嫌いしてたんだ?」



バーダックの一声で静まり返った酒席・・・。



「チッ!空気を読みやがれ・・・。今一番盛り上がってたんだぜっ!?」

「なんだとこのクソレタス!!話題は同じじゃねぇか!!」

「おっ、親父もターレスも止めろよ・・・;;」

「「うるせぇよっ!!」」

「・・・はい・・・;;;」

「苦労するな・・・」

「ブロリー、お前だけだ、分かってくれるのは・・・」



カリラは騒がしいな・・・と思いながら酒を杯に注ぎ、一気に飲み干した。



「バーダックッ!!」

「おっ、おぅ・・・何だ?」



いきなりカリラに大声で名前を呼ばれ、バーダックはとても驚いた。



「いいぜ・・・・教えてやるよ・・・」

「なっ!?いいのかっ!?」

「あぁ・・・」

「全部話してくれんのか?」

「なんだよラディッツ?気になってたんじゃねぇのか?」

「ん、まぁ、そりゃあそうだが・・・」




訳を話してくれると言ったカリラの言葉に集中しようと静かになった。


ブロリーも気になり、視線をそちらに向ける。



「あの泉からブロリーを見た時に、昔の俺に似てるって思ったんだ・・・」

「お前と、ブロリーが?」

「あぁ・・・」


その言葉に、一同はブロリーの方に目を向ける。



「似てるって・・・どこがだよ?」

「気だよ・・・」

「気?」

「あぁ・・・。ブロリーを見て感じたんだ。コイツからは2つの気が感じられる・・・。
1つは並外れの力のサイヤ人の気・・・。もう1つは・・・邪悪な黒い気・・・。この2つだ・・・」

「どっちかの気がお前と同じなのか?」

「どっちとも俺にもあるはずだ・・・。ブロリー、お前なら分かるはずだ。俺から2つの気が感じられる筈だ・・・」

「あぁ・・・。普段は感じられないが、初めて戦った時に感じられた・・・」

「な?」




カリラはブロリーの答えを聞き、目線を下へと下げた。



「じゃあ、なんでお前らには2つの気があるんだ?」

「俺には訳がある・・・。ブロリーのは生まれつきだと思うぜ?」



皆はどうなんだ?と、言わんばかりにブロリーの方を見ると、首を縦に振られて納得する。



「じゃあカリラの訳ってのはどうなんだ?」

「俺のは・・・俺の中に流れる血に・・・問題がある・・・」

「血だと?」

「あぁ・・・」





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