book7

□サッサと帰れ!
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これが、彼らの初めての出会い。



シャーロにアメロッパ軍上部の黒髪の男がやって来る。

ライカは、その事実にとても喜んだ。……しかし、その喜びはぬか喜びでしか無かった。


Desperate Defeat Dog 犬神様
23000で、兄さんなのは生半可ないこじつけなのは、内緒記念。
さっさと帰れ!

「ガロン少将は、バレル大佐をご存知ですか?」

ライカが、急遽持ち出した話に、平然と男が答える。
ああ、知っているさ、弟だからな。と。

「兄弟なんですか?」
「…義理、だがな。弟から、いつも君の話を聞いていたよ。」

聞いた通りの少年ではないか。

ライカとガロン。二人は、シャーロ軍事施設の見学と案内役。と言う名目を引っさげて、吹雪く空の下を歩き出した。
アスファルトの地面に新雪が薄く積もり、その横の方では除雪された雪が高々と積み上げられている。
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