リクエスト
□Give me
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「何だ?」
「俺の事好き?」
「はっ!?」
またしても、らしくない台詞を吐く忍足。
「なぁ、好き?」
「ったく…何で今更そんな事聞くんだよ」
「だって、いつもキス以上の事しようとしたら拒むやん」
「当たり前だ!お前考えて行動しなさ過ぎなんだよ!道端でヤろうすんな。誰だって拒むだろ」
「じゃあ嫌いやないねんな?」
「当たり前だろ…ぅわっ!」
その言葉を聞くなり、忍足は跡部を力強く抱き締めた。
「…ごめんな、景ちゃん……止まらへんわ」
「はっ?んんっ…」
何か言いかけた跡部の口を、忍足は唇で強引に塞いだ。
「んっ…侑……士!…やめっ…」
跡部の制止の声も聞かず、忍足は舌を侵入させていく。
「んっ…はぁっ」
「景ちゃん…好きやで」
キスの合間に、忍足が呟くように囁く。
「その呼び方やめろって…んんっ……」