ソーダの飴玉

□自由の名の束縛
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『さつきちゃん、知ってるみたいだったね。僕らのこと。』

『有名人になったな、俺ら。』


何年たってもこのあだ名は消えない・・・。

これが''束縛''というものなのかな?








「おかえり。」

『『ただいま。』』

家に帰ってきた途端、どっと疲れが押し寄せてきた。

やっぱり緊張していたのだろう・・・。

そういえばあの青峰ていう人、

強そうな感じだったな・・・バスケ。


『今日さ、青峰って人に会ったじゃん。』

『あったね〜。』

『その人、強そうな感じがしなかった?』

『うん〜?
 いや、これから強くなるって感じ・・・かな。』


思っているのは僕だけか・・・

でも、やってみたいな・・・

青峰君と。





























「うるさいな、さつき。叫ぶなよ・・・。」



「そうだよ・・・。あの手越は・・・。」

「楓と紅葉がどうかしたのか?」

「知らないの!?双子で、手越といったら・・・・。」


・・・神の落とし子


























『くしゅん!』

『大丈夫か?風邪か。』

『いや違うと思う・・・。』

誰かが僕の噂をしているのかな・・・?

いやそんなはず無いよね。

『そういえば、紅葉はバスケするのか?』

『楓こそ。』

暗い空気・・・

すると急に楓が口を開いた。


『俺は・・・するよ、バスケ。
 ひこずってるままじゃ、いけないと思うんだ。』

『僕は・・・』







はっきし言って、バスケはしたい。

強い人とやりたい。

でも、僕は強すぎて小学校の頃は相手が楓しかいなかった・・・。

楓だってそうだ。

この名門校で、強い人がいなかったらばスケが面白くなくなってしまうかもしれない・・・。

いや、

なってしまうだろう。

けど・・・


『僕はやりたい。』

『おう!』







ここで変わろうと思ったんだ。





























奇跡の世代が集まるよ・

1人・・・2人、3人・・・

そこに神の子も集まって、





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