ソーダの飴玉

□またやりましょう
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黒子君の活躍により、82−81で誠凛は秀徳に勝利

この光景を見ていた観客は驚き、誠凛メンバーはガッツポーズをして喜んでいた

とくに楓が・・・

秀徳メンバーは悔しそうに俯く者

涙を流す者

唖然と立ち尽くす者と様々な反応をしていた

「行こうぜ・・・整列。
 たまにはおは朝も外すって!」

「うるさいだまれ。」

両チームはコートの真ん中に移動し、横一列に並んだ

「82−81で誠凛高校の勝ち!」

「「ありがとうございました!!!」」

お互い握手を交わし、最後の挨拶を終えた





試合が終わり、秀徳の部員は涙を浮かべながら会場から出て行く

「すいません、少し外に出てきます。」

緑間は表情を変えないまま、一人先に行ってしまった

「負けたってのに冷めたもんだぜ。」

「・・・まさか。
 ・・・何も感じてないはずねぇすよ。」

「くよくよしてるヒマはないぞ。
 今日の敗戦をバネにして強くなれ。
 負けて悔しくない者などいない。」





一方誠凛

勝って勝利を分かち合っていたところで空気が突然凍った

『あは☆
 勝ったね!勝ったね!お疲れ〜』

この無駄にテンションが高い(はっきし言ってキモイ)楓の発言により

「「(楓に何が起こった!?)」」

さっき火神にきれて結構大変な事になってた・・・てかシリアスな空気だったはずなのに!?

『あ。皆さんお疲れ様です。』

そこに助けの女神がッ!

『あ〜紅葉だッ☆
 あッ、これから練習がんばろーと思う!』

『そーですか、そーですか。
 頑張って。(全て棒読み)』

もうコレはおかしいと思い、誠凛メンバーは火神に視線を送る

え?俺っすか?違う・・・です。と言うかのように首を左右に振りまくっている

「「(なにがおこったんだ・・・)」」








ピリリリリ・・・

ピリリリリ・・・



突然着信音が響き、それは緑間の言葉を遮った

場所変わりここは会場の外

緑間はポケットから携帯を取り出し、通話ボタンを押した

ピッ

『あ――ミドリンひっさしぶり――――!!』

電話を耳にあてられないほどの音量がはっせられる

「どーだった試合――!?
 勝った――!?負けた――!?
 あのね――こっちは、』

「・・・フーッ。」

ピッ

『んにゃっ!?』

緑間は不愉快と思われる表情で一言も話すことなく、強制的に通話を終了させる

ピリリリリ・・・

ピリリリリ・・・

なのだが、その数秒後にまたかかってくる

ピッ

「なんなのだ、いいかげんに・・・」

『んだよ暗れーなぁ。
 さてはアレっしょ!?
 負けちゃった!?』
 
「・・・青峰か。」

次にかかってきた電話の相手は桃井ではなく、青峰だった

「せいぜい決勝リーグでは気をつけるのだよ。」

『はい〜!?
 何言ってんだよ!?キモイッて!』

青峰は、黒子のかつての相棒

そして帝光中の元エース

『オレを倒せる奴なんざ、楓か俺だけしかいねーよ。』

待ち受けるのはキセキの世代3人目   青峰大輝!!

そして楓のライバル


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