ソーダの飴玉

□行くぞ!!
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『あちー・・・』

もうすぐ夏を迎えようとしている

しかも去年より暑い

『汗がとまんね〜。』

ここは体育館

なのでよけいに暑い



「集合――――!!」

日向先輩が集合をかけた

「もうすぐI・H予選だ!!
 去年はあと一歩及ばなかったが、今年は絶対に行くぞ!!」

『強豪がひしめきあってるよね〜。』

「特に・・・同地区で最強最大の敵は秀徳高校!!」

やっぱし真が行ったとこか〜

去年は全国ベスト8・・・

しかも今年は海常と同じように「キセキの世代」が1人入ってる

まぁ、真に大我が勝てるかどうか・・・が鍵だね

それまでに真がどれほど伸びてるかにかかってくると思うけど・・・

前の練習試合の時に俺のプレーを見ているはずだから俺対策考えてくるだろうし・・・


・・・まぁいいや〜













「ただいまー。」

リコちゃんが帰ってきたみたいだ

何やら1回戦目の高校の練習試合を見に行ったらしい

「海常の時はスキップしてたけど、してねーな。」

「監督今日はスキップとか・・・」



「するか!!」



あー

リコちゃんが黒い・・・

言った子達も泣いて「スイマセン!」て謝ってるし・・・


「・・・にしても機嫌悪ーな。
 強いのか相手?」

「・・・
 ちょっと厄介な選手がいるのよ。
 とりあえずビデオは後で見せるとして、先ず写メ見て。」

「これは・・・」

そこを見てみると・・・

可愛い猫の画像が・・・

『かわいい〜
 リコちゃん後で送って。』

「・・・分かったわ。
 ゴメン次。」










なんか聞くのめんどくさくなってきたな・・・

ていうか大体の敵なら

テツと大我と先輩達で真のトコまでいけるだろう・・・

そしてそこが決戦だな〜

・・・待てよ

勝ったら勝ったで大輝んとこと当たるじゃねーか!

まあそれは勝てたらの話だ

おいとこ・・・

それより





『リコちゃん〜。』

「何、楓君?」

『俺さ、真のトコ行くまで試合いかねーから。』

「はぁ?何言ってるの!?
 次の試合相手に凄い奴がいるのよ!」

『それって涼太より?』

「それは・・・」

『それに、それは先輩達とテツと大我が居れば大丈ー夫だって!』

「だからって・・・」

『それに俺が居たら大我の才能が開花しないよ?』


そういって体育館を出て行く

リコはそれを見つめることしか出来なかった

「火神君の才能・・・」



































『暇だな〜。』

着替えて帰ろうとしてるのはいいが

帰っても紅葉はいないだろーし・・・

寄り道して帰ろー





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