ソーダの飴玉

□激化
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ある日のこと・・・

「紅葉ー!」

『どうしたの?』

涼太が思いっきり走ってくる

ここは校舎なので

意外と恥ずかしい・・・

「今週、誠凛と練習試合するらしいス!」

『ああ、楓が行ってる所?』

「黒子っちもいるっス。」












『ああ、めんどくさいな・・・。』

「なんスか!その発言!!」

『だってさー。』

「それより見に行ってみるっス、今日。」

『誠凛に行くの?』

うーん

何の為に見に行くのだろう?

まぁ、いいや

それより火神って人が

見てみたい!!


「紅葉、眼がキラキラしてるス。


 ・・・一緒に行くっスか?」

『うん。もちろん!』


































「おー、ここか誠凛
 さすが新設校、キレーっスねー。」

『ここかぁー。』

すれ違う度に女子が何か騒ぐが、もう黄瀬には慣れたことだった

てゆうか紅葉を見て騒ぐ男子がウザイ

・・・なんでだろう?

とりあえず、

誰にもバレないように体育館の舞台に腰をかけた

紅葉は凄く楽しそうだ

その視線の先には赤い髪の男・・・

フルスピードからの切り返しをさっきしていたが

俺のほうが上なのに・・・




『涼太、涼太!!』

「な、なんスか?」

『何ぼっーとしてるの?』

「いや、なんでもないっス。」



涼太なんかイライラしてるみたい・・・

きっとあれだね!

バスケしたくなってきちゃったのかも

ていうかここ人口密度高いねー



「あ、あのっ!モデルの黄瀬くんですよねっ?!
さ、サインくださいっ!!」

その女子はサイン用の色紙とサインペンを握っている

だが涼太は気付いていない感じ

『涼太ー』

「・・・は、はいっス!」

『前。サインだって。』

「別にいーっスよ」

その子の後、次から次へとサインを求める女子があとを絶えなかった

その女子の中に男子が半数

「あの・・・、名前はなんて言うんですか?」

誰だろう?

この人・・・まあ名前くらいいいよね

『手越紅葉。よろしくね。』

「は、はい!」










































「海常高校と練習試合?!」

「っそ!
 相手にとって不足なし!
 一年生もガンガン使ってくよ!!」
 
ガッツポーズをしながらリコは嬉しそうに話し始めた

「そんなに強いんですか?」

「全国クラスの強豪校だよ。
 I・Hとか毎年フツーに出とる」

「ええっ!?」

「…………」

日向がカントクに少し前に言っていたことにもう一度確認をとる

「海常は今年、「キセキの世代」の一人
 

 黄瀬涼太を獲得したトコよ」

「!!」

火神がやけに嬉しそうにしている

『後々、俺の妹の紅葉も行ったぜ!』

「・・・は?」

「火神君知らなかったんですか?
 楓君には妹がいるんですよ。」

火神は口をぱくぱくしている

大我っておもしれーな!

それより周りがやけにうるさ…
!!




「ちょ…え?何!?
なんでこんなギャラリーできてんの!?」

いつのまにか女子が大量にいる

外にまでいるようだ

よーく見ると半分が男子だ

「あーもー……
こんなつもりじゃなかったんだけど…」

『どうしよう・・・涼太!どうにかして。』











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