ソーダの飴玉

□始まり・・・
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僕達、最初は''バスケ''が楽しかったんだ。

ボールの感触。

相手を抜いた時の達成感。

大好きだったはずなのに。

面白かったはずなのに・・・






面白くなくなっちゃった・・・




























あれは僕達が小学生の時。

『ねぇ、紅葉!』

『何?』

『今日さこの学校にプロのバスケット選手が来てるんだって!』

『何の為に?』


ここは普通の学校。

バスケが強いわけでもない。

何の為に?


『まぁ、そんなことどうだっていいじゃん。1対1して貰おうよー!』

『勝てると思ってるわけ?』

『やってみねーと分かんないじゃん!!』

『あーはいはい。分かりましたよ。』












ここは校長室。

ここにお目当ての人は居るらしい。

『『こんにちは。』』

開けて見るとそこには、綺麗な女の人一人。

「あら、こんにちは。」

『こんにちは。あなたは誰?』

「私はここのバスケットチームのコーチになる為に来たの。
 橋本梓よ。」

『こんちは!俺、手越颯。』
『手越紅葉。』

「あら?2人は双子?」

『うん。そうなんだ!』

「今日、土曜日のはずだけど・・・。バスケットチームに入っているのかしら?」

『『うん。』』

「じゃ、これからよろしくね!」




















『楓。いい人だったね。』

『プロのバスケット選手がいなかったのは残念だけど・・・』

『それより、新しいコーチって言ってたね。』

『それなんだけど・・・』

『どうしたの?』






『あの人、テレビで見たことある。』





『うそつくな。』

『えぇ?!嘘じゃないよ!!!』

















hanasihatuzuku・・・・
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