04/23の日記
12:54
宗教的な衝突
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これはあるブログの記事を拝借したものです。
http://ameblo.jp/frombangkok/entry-10674690135.html#cbox
新聞にこういう記事が載っていました。
彼女達はインドネシアから台湾へやってきた「メイド」達です。
給料もろくに払ってもらってない事もあるようですが、今回彼女達が手に持っている物は、「私達は豚肉を食べない」というバナー。
中国の料理で肉と言えば「豚肉」と言う人が言うくらい、中国圏の人達は豚肉を食べます。
餃子の中の肉だって、豚肉が使われている。
そういう中国人家庭に(今回は台湾人)住み込みのメイドとして働くと、残り物を食べさせられたりする。
その時に使われている肉が「豚肉」で、「私達は豚肉は食べない」と、立ち上がっています。
この裏には宗教的な衝突があります。
台湾人達がイスラム教徒の生活を理解していないのか、もしくはメイドだから、残り物でも食べとけと思っているのかはわかりません。
嫌なら食べるなって事なんでしょうか。
しかし、メイドにだって人権があるし、メイドだって自分が信じる宗教がある。
イスラム教徒にとって、豚肉はタブーです。
その辺りを雇用主が考慮してくれればいいのですが、同じ食事が食べられないなら、自分で作って食べろとなるのかもしれませんが、同じ食事を食べさせようとする家庭があるのでしょう。
だから彼女達は、こうやって立ち上がっていると思います。
日本でもインドネシア人看護婦を日本で雇おうという制度があり、日本で教育していたと思います。
そこでもやはり「宗教の壁」という問題が出てきています。
どうしてもお祈り時間が必要だったり、ラマダン中は食べ物や飲み物を口に出来ないので、イスラム諸国だったら早めに仕事を切り上げますが、日本だといつもと同じ時間帯で勤務する事になる。
そういういろんな問題が出てきて、最終的には日本人とインドネシア人への接し方が違ってきたりしています。
香港の場合、フィリピン人達を雇うケースが多いと思います。
なぜならフィリピン人達は英語が話せるし、その上クリスチャンが多い。
だから、仏教徒とクリスチャンはそこまで衝突しません。
彼女達は週末になると、いろんなカトリックの教会へ足を運び、その後セントラル地区でたむろして、つかぬまの休日を楽しんでいます。
イスラム教徒のメイドより、フィリピン人のメイドを雇う家庭が断然多い。
これが全てイスラム教徒のメイドになってしまったら、香港の家庭でも同様の問題が出る事でしょう。
安いメイドを雇いたいのはわかりますが、彼女達のバックグラウンドを把握しないと、こういう問題が出てくると思います。
香港ではフィリピン人メイドがいるおかげで、女性達が社会で仕事を持って活躍出来ています。
結婚しているから仕事を辞める???
女性達は自分の仕事を持って、もっと上のポジションに就こうとする人が多いいます。
そういう人達はメイドがいるため、こうやって社会進出しています。
この台湾のメイド問題、今からはイスラム教徒がどんどん増えてくるので、同様の問題が増えてくるのではと思います。
もし私がメイドを雇うなら、やっぱりクリスチャンのフィリピン人を雇うと思います。
最初から宗教的なバックグラウンドはわかるとわかっていると思うので、この台湾人達もイスラム教徒のメイドを避けてもよかったのではと思っています。
このブログ記事に付いたコメント
1 ■ムスリムのメイド
私もムスリムは雇いたくありませんね。
抗議するほど嫌なら仕事を失うしかないと思いますけど。自分が豚肉を食べなければいいんじゃないですか。それを雇い主に押しつけるのはおかしい気がします。
私は中東に住んでいますが、職場の何人かとドイツに出張があり私はもちろん久々のソーセージにビール!を楽しみにしていたのですが、上司に一緒に行動しているのに私たちの前で豚肉を食べないで欲しいと言われてむかつきましたね。押しつけないで欲しいです。ムスリムはムスリムの世界から出ないで欲しいとさえ思います
2 ■Re:ムスリムのメイド
>中東在住さん
私はムスリムのメイドが悪いとは思いません。
雇い主もイスラム教というものを理解するべきだと思います。
彼女達に豚肉料理を食べさせるのは、やはり良くないと思います。
食べたくないなら、彼女達も自炊するべきだろうし、豚肉料理を作らされるのが嫌なら、働く事をやめて、別の人の所で働くべきだと思います。
↑この二つ目のコメントにコメントが出来なかったので、ここに書きます。
なぜあなたはムスリムだけを擁護するのか?
人それぞれ信じるものが違うし、あなたの主張が全面的に正しいわけではない。
和を重んじれないのならば、その宗教圏外に出なければいいのにと思われるのは当たり前だと思いますが?
声の大きい我儘な人に合わせるのはうんざりです。
ていうか、宗教がそもそもの諸悪の根源ですよ。
宗教の実態はお上が民を容易く纏めるために広めたものです。
科学の発展していない人々は禁忌に怯え、強迫観念を持ったままずるずると現代まで宗教を保持してきました。
私は宗教を持つことは精神的に健康的ではないと思います。
自分を律するのは他人への気遣い、思いやりのみであり、本来野蛮な人類が一番大切にすべきものです。得体の知れない神に拘束される人はただの為政者の奴隷です。
でも宗教を持つ人々を弾圧するのは人権を尊重するという観点から外れるのでしない。出来ない。
そういうもどかしさを宗教を持つ人に理解して欲しい。そして少しは歩み寄る姿勢を持ってほしい。
まぁ、本当に理解しなきゃいけない人々は「宗教生齧りのくせにあたかも昔からその宗教の信徒であったかのように振る舞い、他宗教信徒、あるいは無宗教者を批判する人」なんですがね。
なんか一人で息巻いてるみたいな文面になっちまったな・・・
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