短い物語

□神隠し語り
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英語版 神隠しレポ


 先日久しぶりに海外版の神隠しを見る機会がありました。(まあ機会があったというか英語版のをわざわざ手に入れたんですが。)

 海外版となりますと、アニメの映像は同じであっても声優さんも変われば、台詞もその国の言い回しへと変換される事になりますよね。なので、今回はその違いに焦点を当てながら英語版神隠しをかなり簡単に(過剰書きに近い形ですが)レポートしていきたいと思います。

 まだ見ていなかった方は「へーそうなんだ英語版神隠し」、またもう見た事のある方々は「そうそう俺も思った英語版神隠し」などと。なんとなくそう思っていただければよろしいかと。

では行きます、GO!


その壱 声についての感想…P2
その弐 台詞の違いについて…P3




―その壱 『声についての感想』―

※以後漸次増える可能性有り。


◇千尋:
 千尋ちゃんの英語版での声は日本版より幼い印象で年相応な感じがしました。私は…そうだな、こっちの方が個人的には合ってるのかもしれないなとは思ってます。高い声で叫ぶシーンなどになると、流石に高すぎて時々耳が痛いんですけれどね。でも基本は子供らしくて可愛らしい声でした。
ただ日本版の千尋ちゃんの声も可愛いのでどちらがいいかと言われますと甲乙つけがたいんですが。


◇ハク:
 ハクは日本版より声が低いんですね。男の子というより青年の声に近いと思います。私は聞いた瞬間、おおかっこいい声だ!、と思いました。ハクさんは顔が女性のように美しくていらっしゃるので、声はこれくらい男っぽくてもいいと思いました。恐らくこちらの声で囁かれたらハク様ファンの方々、結構グッとキますよ、きっと。


◇リンさん。
 彼女の声は、日本語版の玉井夕海さんの強い口調より若干柔らかくて優しいような印象でした。やはりこの声で大分印象は変わるのでしょうかね。英語版のリンさんは気っ風のいい姐御タイプではなくどっちかというと優しい姉さんというような感じになってました。


◇青蛙。
 軽い感じの声なのは変わりませんが、声質が普通過ぎてなんだか、いかにもああ青蛙!って感じがしないです。オリジナルの特徴あるあの潰れたような声のイメージが強すぎたんですかね。私はあまりしっくりは来ませんでした。まあこれもありなんでしょうが、声が普通になったせいか英語版では青蛙の存在感が若干薄くなった気がします。


河の神様。
 ちょ、声怖いんですが…(笑)そうなんです、ハリーポッターの最終ボス、ヴォルデモートのようなイメージの声なんです。しかもなぜか不気味なエコーがかかってるんですよ。さらに怖い。河の神様はいい人(簡潔に言っちゃえば結局は千尋に団子をくれたおじいちゃん)なのに何ゆえいかにも悪役まがいの声にされているのでしょう。



◇感想
 どうやら向こうのスタッフの方々は声に何か効果をつけるのがお好きだったようですね。河の神が悪役声になってしまったようにおかしな事になった部分もあるにはありますが、湯婆婆が火をはくシーン等、大体は演出としていい効果を出していました。そういうわけで、その辺りについては若干映画としては派手になっている、そんな感じです。
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