book2
□エビバデポッキー!
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「「梓!誕生日おめでとう!」」
「ありがとうございます」
今日は梓の誕生日ということで、軽音部でお祝いパーティーをすることになった
「あずにゃんももう17歳だね!」
「は、はい!」
「じゃ、17歳になってからの意気込みを聞こうじゃないか!」
「え、意気込みですか!?」
梓は急に言われて焦りながらも、うーんと言いながら顎に手を添えて考えている
そして思い付いたのか、すっと顔を上げた
「もっと演奏が上手くなりたいです!」
相変わらず、音楽が大好きなんだな
「梓らしいなっ」
「あずにゃんは十分上手だよ!」
「そ、そんなことないですよって、唯先輩いちいち抱き着かないでください///」
「えぇー、いいじゃん!せっかくの誕生日なんだから、あずにゃん〜」
「しょ、しょうがないですね//今日は特別ですよ?」
「わーい、あずにゃんぎゅーっ」
相変わらず、仲のよろしいようで
ムギがキラキラした目で見てるいるのは触れないで置こう
「ところで!11月11日はポッキーの日でもある! ちゅーこって、ポッキーたくさん買って来たぞー!」
「おぉー! さすがりっちゃん!」
律が袋からポッキーをたくさん出した
「エビバデポッキー!」
「Oh! イエーイ!」
「ポッキーと言えば、お約束のポッキーゲームよね!」
「さ、 さわちゃんいつの間に!?」
「相変わらず神出鬼没だな、おい」
律と唯は2人で盛り上がっているいる中、さわこ先生が突然現れた
このパターンにも大分なれた気がする
「ポッキーゲーム?」
「あら、ムギちゃんポッキーゲーム知らないの?じゃ、唯ちゃんりっちゃんお手本見せてあげなさいよ」
!? 律と唯がポッキーゲーム!?それは
「ダメ(です)!」
「え、澪?」
「あずにゃん?」
「あらあら、澪ちゃんと梓ちゃんは嫉妬ししちゃったのね。じゃ、りっちゃんと澪ちゃん、唯ちゃんと梓ちゃんでやってもらおうかしら」ニヤニヤ
「な、違っ(います)!///」
「へぇー、じゃ、澪。あたしとやろう」
律がいたずらな笑みを浮かべてあたしに近づいてくる
その笑みに不意に高鳴る鼓動
「え、ちょ、律!?///」
「みお、早く喰えて」
律がポッキーをくわえ、あたしに突き出して来る
パニックになる頭
あたしが戸惑っていると、律に頭を抱えられ、ポッキーへと向かわされた