book2

□やめられない、とまらない
1ページ/1ページ

あたしの家で澪とおやつを食べている時のこと

ぽりぽりぽり

「かっぱえびせんって本当に食べ出すと止まらないよな」

「うん。しょっぱすぎず、後を引くように塩加減とか工夫してるらしいぞ。塩分は食欲を増加させるんだってさ」

「へぇー。だから止まらないのか」

ぽりぽりぽり

「マックのポテトもそうだよな」

「おぉ、確かに!あれも食べると止まらないな!」

「やっぱり、しょっぱいのは後引くんだな。甘いとそんなにいっぱいは食べれないもんな」

確かにそうだけど、あたしはどんなものより甘くて後をひくものを知っている

「あたし、甘くて後ひくもの知ってるよ」

澪はなんだ?という顔であたしを見てくる

「澪とのキス」

「なっ//////」

あらあら赤くなっちゃってかわいいな

「お、お前は」

言葉にならないらしく、澪は口をぱくぱくしてる

からかった訳じゃなくて、事実だぞ

かっぱえびせんやポテトより断然に後をひく

夢中になって止まらなくなって

あたしを虜にするんだから

「味わって良い?」

「えっ」

澪の返事を聞く前にあたしは澪に口付けをした



やめられない、とまらない

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ