book2

□一途
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いつも通り部屋で澪とまったりしていた時

「ねぇ、律。キスして?」

澪があたしを見上げて言ってきた
あたしは一瞬耳を疑った

「ど、どうした急に」

澪が自分からキスを求めてくることは滅多にない

!?

あたしが戸惑っていると澪からキスをしてきた

本当にどうしたのだろうか

気持ちが高鳴るが、抑えてちゃんと聴いてあげなきゃ

「澪、どうした?」

あたしは真っすぐ澪を見る

そうすると澪は目を伏せた

「律が、唯と仲良くするから、不安に、なって」

途中から泣きながらも話してくれた

あたしは胸の中がきゅっと締め付けられた

かわいすぎる
それと申し訳ない気持ちでいっぱいになった

思わず澪を抱きしめる

「ごめんな、不安な気持ちにさせちゃって。あたしは澪が1番だよ」

そう言うと澪の抱きしめていた手に力が入る

「っ、あたしも」

「ほら、あまり泣くと目が腫れるぞ」

あたしは澪の涙を手で拭き取る

「り、つのせい、だぞ」

「うん。ごめん」

「謝んない、の」

えぇ!?じゃあどうすれば
…あっ

「澪、愛してる」

澪の顔を真っすぐ見て言うと顔を赤くする澪

「あたしも、愛してる律」

そう言うと恥ずかしかったのかあたしに抱き着いて顔を隠した

かわいい///

澪、心配しなくて大丈夫だよ

あたしは澪に一途だからさ

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