book2

□肩書き
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最近、律の様子が変だ

目が合っても背けるし、話しをしてもそわそわして、素っ気ないし

あたしはなにかしただろうか

考えても心あたりがない


今、律と音楽室に2人きり聞くなら今しかない!

「な、律?」

「ん?」

「あたし、律に怒らせるようなことした?」

「な、なんでだよ、急に?」

「だって律、この頃素っ気ないし」

「そんなこと」

「ある!だって今も目合わせてくれないじゃないか」

律はぎくっとする

やっぱり

「ねぇ、なんで怒ってるのか教えて?」

すると律は下を向き、険しそうな顔をする

「別に怒ってはないよ」

「嘘だ」

そうじゃなかったら、なんであたしのことを避ける必要があるんだよ

「ううん、本当に怒ってない」

「じゃ、なんで?」

わからない
あたしは必死に聞く

すると律は一瞬戸惑い、でも決心したのか、ゆっくりと口を動かした

「澪との接触方がわからなくなったんだ」

なんで?それだけが頭を過ぎる

だってずっと一緒にいたのに今更接触方がわからないなんて

「なに言ってるんだよ律、いつも通りで良いじゃないか。今更なに畏まってるんだ?」

「そのいつも通りが出来ないんだ」

えっ、どういう意味だ?

「澪は幼なじみなのに、最近なんか一緒にいるとどきどきして、どうしたら良いかわからないんだ」

それって、えっ

「澪は女の子だし、大事な幼なじみで、関係壊したくないのにっ。それなにあたしっ!?」

あたしは気づいたら律に抱きついていた

「み、み、澪っ!?」

「あたしは壊しても良い。むしろ壊したい」

「えっ?」

「確かに幼なじみの関係は大切だよ。でも、それだけじゃもういやなんだ」

あたしは律を見つめる

「あたしは幼なじみの肩書きはいらないから、恋人の肩書きがほしい」

素直に自分の気持ちを言えたことにびっくりした

だって律も同じ気持ちだったなんて

嬉しくって

そして律を見ると顔を真っ赤にしている

こんな律始めて見た
感情がどんどん溢れ出てくる

「律、あたしと恋人になってくれないか?」

律は顔はふいを突かれたよな顔をする

そして下を向いてしまい、表情を伺えなくなった

勢いで言ったけど、やはり緊張する

すると律が顔をあげた

「しょうがないな!付き合ってやるよ!澪を守るのはあたし以外受け付けないからな!」

なんて赤くなりながら、笑顔で言ってきた

あたしはまた律に抱き着く

「りつ、すき」

「あたしもすきだよ」

そして2人でしばらくお互いの気持ちを確かめるように抱き合っていた






「どうしよう、あずにゃん。入りづらいね」

「はい。どうしら良いでしょうって、ムギ先輩っ!?」

「はぁはぁ、律澪神っ、夫婦万歳」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ムギごめん!

でもあたしもその場にいたら一緒だからb

読んでいただきありがとうごさいます!

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