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□必要不可欠
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「…っ!はぁ、はぁ、またこの夢か」

最近よく昔の夢をみる

澪、あたしどうすば良かったかな




1年前

親の都合で遠くへ引っ越さなければならなくなった

嫌だった

澪と離れたくない

でもしかたがなかった

あたし一人の都合で親を困らせる訳にはいかない

澪にどう伝えたらいいだろう

離ればなれになったら、いつ会えるかわからない

澪を悲しませるかもしれない

だったら...




プルルー

「はい」

「澪、あたしだけど」

「律。どうした?」

「話があるんだけど、これから会えないかな」

「良いよ。じゃ、律の家行けば良い?」

「いや、公園に来て」

「…わかった」

そしてあたしは公園で澪を待つ

どんな顔で会えば良いんだろう

「律!」

「あ、澪。ごめんな急に」

「いや、大丈夫。…どうかした?」

「え、あ、あぁ」

さすがだな
すぐ気づかれてしまった

「澪、あたし親の都合で遠くに引っ越すことになった」

「えっ……………」

「いつ会えるかわからない。だから、別れよう」

その後、澪の顔を見たことに後悔した

澪の表情に胸が締め付けられる

そんな顔しないで

でもぐっと堪える

「いや、嫌だ。嫌ぁぁぁ」

「もう決めたから。じゃあな」

「待って律、、行かないで、行かないで!ねえ」

なにも言わずに前を歩く

今振り返れば決心が鈍る
それにこんな泣き顔見せられない
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