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□君を想って
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今日はホワイトデー
ホワイトデーはバレンタインのお返しの日
でも、あたしと澪はバレンタインにお互いにチョコを交換している
だから本当はあげなくて良いのだけれど、やっぱり日頃の感謝のお返しとして、なにかしてあげたい
だから今あたしは不器用ながらも頑張って、澪の好きなガトーショコラを作っている
「あー、難っ。でも澪の喜ぶ姿みたいし」
悪戦苦闘しながらもなんとか完成
んー、まあまあの出来かな?
時間を見ると5時40分
やばい、6時に澪と公園に待ち合わせをしてるのに
急いで準備をして家を出る
ダッシュで公園に向かうと澪がもう待っていた
「ごめん、待った?」
「いや、さっき来たとこ」
「そっか、取り合えずベンチ座ろうぜ」
「そうだな」
そしてベンチに座って、たわいもない話をした後
「澪、渡したいものがあるんだ」
「えっ?」
澪にプレゼントを渡す
「ありがと///見ていい?」
「良いよ」
喜んでくれるかな
どきどきする
「すごい!ガトーショコラだ」
「おいしいかわかんないけど」
「ううん、気持ちがうれしいんだよ」
「そ、そうか?///」
良かった
「うん/// あたしもプレゼントがあるんだ」
「え!?本当?」
「うん!はい」
「ありがと///開けていいか?」
「良いよ///」
わくわくしながら開ける
「うわ、スティックじゃん!ありがと」
「うん!ごめんな、手作りじゃなくって」
澪が申し訳なさそうに言う
「いや、うれしいよ。大事なのは気持ちだろ?澪があたしのためにくれたんだから、うれしいに決まってるよ」
「良かった!でも驚いたよ。律もプレゼント用意してたなんて」
「日頃の感謝のお礼だよ。それに澪の喜ぶ顔見たかったんだ」
「!!あたしもだよ!うれしい///」
同じ気持ちだったんだ
あたしもうれしい
「そっか///ねぇ、澪キスしていい?」
「うん////」
今年のホワイトデーは今まで1番のホワイトデーになった
来年はもっと良いホワイトデーにしような!
そしてこれから2人でもっと1番を増やしていこう