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□最高の愛を君に
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しとしとと降る雨

独特な臭いと、じめじめした空気

この頃ずっと雨が降り続いている

いくら梅雨だといっても、いい加減に晴れてほしいものだ

「澪〜、あじぃ〜」

「うん。雨が降ってても、気温が暑いからむしむしするな」

あたしは今、澪の部屋でダレている

「澪〜、あじぃ〜」

「お前何回言ってるんだよっ」

だって、せめてカラッと晴れた暑さなら許せるが、このむしむしと蒸されるような暑苦しい感じが堪らなく嫌だ

「クラーの温度下げてよ〜」

「これ以上下げると体に良くないって、環境にも」

澪しゃん、環境を意識してるのは偉いけど、このままだとあたし溶けますよ?

すると澪はなにか思い立ったのか立ち上がり、下へと下りて行った

澪がいない間に温度を下げようとした時

「あ、こら律っ」

見つかってしまい、敢え無く失敗

「だって、蒸されて死ぬ〜」

「我慢しろ、これあげるから」

澪が差し出してきたのはアイス

あたしには光って見えた

「澪ー!大好きだー」

「うわ、ちょっ、危ない」

あたしは澪に飛び付く

「急に抱き着いたら危ないだろ?それに暑いから離れろ//」

「いやっ、嬉しいんだもん」

「離れないとアイス食べれないぞ?」

「うぅ」

あたしはしょうがないく離れる

「どっちが良い?」

澪が差し出したのはイチゴとアップルのアイス

ぬぅー、迷い所だ

「アップル!」

「はい」

「ありがと」

あたしは急いで袋を開け、アイスにかぶりつく

「んー、生き返るぅ」

「うん、おいしいな」

澪のアイスも食べたいな

「澪、一口ちょうだい!」

「ん?はい」

澪はアイスを差し出したが、あたしはスルーして澪の口に舌を差し込む

「!?んっ」

そして冷たく、ちょっと温くなったアイスを澪の舌と一緒に味わう

「き、急になにするんだ/////」

一通りした所で離すと澪は真っ赤

「ん?アイスもらったんだよ」

「でも、急に///」

「嫌だった?あたしは普通に食べるよりおいしかったけどなぁ」

澪は俯いて黙っている

ちょっといじめ過ぎたかな

「澪、わるか「あたしにも…」え?悪い、聞こえなかった」

すると澪が赤くなりながら涙目で見つめてくる

「あたしにも律の食べた…い////」
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