gift
□prepare
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あたしにファンクラブが出来た時、律は嫌がったりしなかった
あたしは律にファンクラブが出来たら、不安で仕方ないと思うのに
そこまであたしに興味がないのかな
そう思う自分がすごく嫌で
「律、あたしにファンクラブが出来てどう思った?」
「どうしたんだ?急に」
「良いから、答えて」
あたしが真面目に聞いているのを察したのか、律も真剣な表情になる
「んー、まぁ、うれしいけど、正直嫌だったよ。でも、澪はあたしだけものじゃないから」
悲しそうに微笑む律
「あたしは律だけのものになりたいよ」
すると律はびっくりしたような顔をする
別に変なことを言った訳ではない
本心を言っただけ
すると律は微笑み
「ありがとな、あたしは澪がそう思ってくれてるなら大丈夫。澪の心があたしだけのものであればそれで良い」
清々しくあたしに笑いかける
一気に顔に熱が集まる
律、お前はいつからそんなに大人っぽくなったんだ?
いっつも子供のようにはしゃいでいるのに
こういう時見せる表情はずるいくらいかっこよくって
やさしく包みこんでくれるようで
胸がすごく苦しい
「それに、将来プロになるんだぞ?ファンは大切にしないといけないし、もっと増えるんだからいじけてられないだろ?」
律は真っ直ぐ前を向きながら言う
そっか、そうだよな
約束を現実にしようと
律はちゃんと意識している
「律、絶対行こうな武道館」
「あったり前だろ」
あたしも覚悟しなきゃ
律にファンクラブができても喜べるように
「律、律の心もあたしだけのって思って良い?」
律はまたびっくりしたようにこっちを向き、しばらくしてからあたしの前を歩く
「…おう////」
と返事を残して
「澪、ギャラは7:3だからな!」
「まだ言うか!」
べしっ
「いてっ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
駄文で申し訳ないです(>Д<。)
改めておめでとうございます!
これからも応援してます!