book3

□infinite love
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学校が終わり、まどかが家に来たいと言ったのであたしはそれを承諾し、まどかを家に招く

付き合ってから、しかも初めてまどかを家に招くので内心どきどきで張り裂けそうで

「どうぞ。あまり大した持て成しは出来ないかもしれないけれども」

「ううん、大丈夫だよ。お邪魔します」

まどかは物珍しそうに辺りを見渡しながら家に入る

そんなに珍しいのかしら

ごく普通のアパートだと思うのだけど

不安に思いながらもまどかを案内する

「飲み物を用意してくるからここで寛いでいて」

まどかに居間で待たせている間、あたしはお茶とお菓子を用意する

そしてそれを居間へ運び、まどかへと差し出した

「あり合わせのもので申し訳ないのだけど」

「ううん、そんなに気を使わないで大丈夫だよ」

まどかはにっこりと笑い、あたしはほっとして胸をなで下ろした

それからあたしも座り、まどかとお茶をしながら話をする

「あたしの家って変わっているのかしら? さっき興味深そうに見ていたけど」

するとまどかは手を降り慌て否定をした

「ううん! 変わってるとかじゃなくて、ほむらちゃんの家初めて来たから…ほむらちゃんがここに住んでるんだなって、色々気になっちゃって」

ドキッと鼓動が波を打つ

まどかが弁解するために色々ごにょごにょと言っているが、耳に入ってこない

まどかがあたしを気に掛けているだなんて、勘違いかもしれないけど妙に緊張してしまって

するとまどかが話題を変えようと話し掛けてきた

「ほむらちゃんは一人暮らしなのに寂しくないの?」

「いいえ、…親と入院していた時も離れていたし、もう慣れたわ」

するとまどかは切なそうな顔をし、あたしに抱き付いてきた

「!?ま、まどか⁉///」

「ほむらちゃん、あたしは傍ににいるから大丈夫だよ」

いきなり抱き付かれて慌てるあたしをよそに、まどかはぎゅっと抱き締めて、優しいく、けど力強い声であたしにそう言ってくれた

まどかの声、ぬくもりに安心しつつ、やっぱりまどかは優しいとつくづく実感する

「…うん。まどかがいるならあたしは大丈夫」

あたしもまどかを抱き締め返し、その温もりに浸った

そしてゆっくりと離れてまどかを見つめると、まどかもあたしを見つめ返してくる

潤んだ瞳、紅く染まった頬、そして魅了する唇

引力を持ってるかのに徐々に引き寄せられる

まどかもそれに合わせてゆっくりと瞼を閉じた

重なり合う唇と唇

柔らかく、とても気持ちが良くて

何度も重ね合って、それは次第に深いものへと変わっていく

「ちゅっ…んっ、まどか…」

「んっ…ふっ…ほむら…ちゃん」

まどかから漏れる甘い吐息、声に鼓動は高鳴り、熱くなってひたすらまどかを求めていく

ねぇ、まどか

あなたの優しさ、温もり、声

全てが好きで、好きすぎてやばいのに

その気持ちは溢れず、広がる一方で

もっと、もっと好きになっていく

まどかへの気持ちは底が知れなくて

きっとこの気持ちは無限なんだとそう思ったんだ

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