book3

□熱帯夜
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暑くて、寝苦しい夜

そんな夜に律の部屋で2人きり

律があたしの頬を撫で、唇を指で撫でた

焦らさないで

意地悪な笑みを浮かべている律を見つめる

キスしてよ

そんな願いをこめながら

するとそんな願いが通じたのか、律の顔が徐々に近づいて来て

あたしはそれに合わせてゆっくりと目を閉じた

そして頬に柔らかい感触が伝わった

「………」

あたしは不満げに律の顔を見る

確かに頬でもうれしいけど、もっとしてほしい所があるから

「まったく、かわいいな」

すると律はそう言ってまたあたしに近づい来て

今度は望んでいた場所、唇に柔らかさと温かさが伝わった

うれしくて、律を感じて、心と体はひたすら律を求める

すると唇の間から舌が割り込み、深いキスへと変わった

あたしはそれに夢中になっていく

何分何秒、時間なんてわからない

ただ、しばらくしてから律が離れていって

「んっ、ぁ//」

あたしは名残惜しくてつい、言葉がで出てしまった

そしてその感情を剥き出しに律の顔を再び見つめる

すると律はくすくすと笑い、あたしを抱きしめて耳元で吐いた

「ホント、かわいいよ澪」

耳元で息が伝わりぞくっとし、言葉の意味に赤面する

そして律に押し倒され、また唇が重なった


今夜は暑い、熱い、熱帯夜になりそうだ








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暑い日でも2人はいちゃいちゃして熱くなってるに違いない(´P`)

読んでいただきありがとうございます!

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