novel
□序章
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アメリカ 某所
軍は慌ただしく動き、その建物の封鎖を行っている
怪我をした者や逃げてきた人
すでに息の無いもの
ここはアメリカ合衆国の管理するバイオテロ対策研究所
そこではバイオテロに対抗しあらゆるウィルスのワクチンを製造する場所だった
ところが今は違う
厳重に管理されていたはずのウィルスが漏れ、あっと言う間に広がったのだ
外をどんなに警戒しても奴らはいつの間にか内側に潜み爪を磨いでいたのだ
任務の為にその場所を訪れたレオンにとって、あの日の悪夢が蘇ったような光景だった
通信機に連絡が入る
ハニガン「レオン、第一部隊が撤収したら任務を実行して。実弾の発砲が許可されてるわ。」
レオン「ターゲットはアイリーン・フランチェスカだな。」
ハニガン「えぇ、バイオテロ対策研究所の主任研究員で研究所創立者のヘイザー・D・フランチェスカの一人娘。今そっちにデータを送るわ、任務に着く前に目を通しておいて。」
レオン「了解。」
レオンは通信を切った
数分後ターゲット、アイリーン・フランチェスカについてのデータが送られてきた
レオンはそれに一通り目を通した