□あおいそら。
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青く澄んだ空。

流れる白い雲。

暖かく差しこむ日差し。


何故、こんなにも清らかなのだろう―――。



あおいそら。




「・・・なぁ、銀時」

高杉は自分のひざの上に頭を乗せている銀時に視線を落とした。

「・・・なんだよ」

「空って、何であんなに清らかなんだ?」

銀時は高杉の顔をジーっと見つめる。
そして起き上がって首を傾げた。

「大丈夫か、お前」

「あたり前だろ。・・・俺は、清らかなんて言葉からかけ離れてるモンだからさ」



あの人を―――、

松陽先生を奪ったこの世界が、憎い―――。

・・・汚してやりたい、壊してやりたい、崩してやりたい―――。

でも、アレだけは汚れないんだ。



「空が清らかだとか、お前が黒過ぎるとかはどーでもいいんだよ」

・・・おい。俺が黒いなんて、いつ言った。

「・・・ガ、ガキの頃みたいに、お前と一緒にいられてる。何が汚れようが、俺はお前の隣にいる」


銀時は高杉の体を自分に寄せた。
無防備だった高杉は、銀時の腕の中に収まった。





「お前といられれば、それでいい」


銀時は高杉に唇を重ねた。

高杉の顔は薄く桃色に染まっていた。
高杉は銀時に背を向ける。

「しょ、しょうがねぇからいてやるよ。別に俺が一緒にいたい訳じゃねぇぞっ!?」

振り返って言った、その顔に銀時は萌えまくりだったとさ☆
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