Shortstory

□ミルク様へ
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「皆、準備はいいかしら?」




蝉が沢山鳴いているような、真夏の真っ只中、




「じゃあ……バトル…スタート!!」




戦いの火蓋は切って落とされた。









事の始まりは、今日からちょうど一週間前の集会で起こった。



レッドら図鑑所有者は、ブルーに呼び出されてブルー宅に来ていた。






赤「………で、ブルー?一体何なんだ?皆を呼び出したりして…」


緑「またロクでもない事を考えてるんだろう…」


青「グリーン〜!?何か言ったかしら?」


緑「…いや、何も……」


黄「で、本当に何なんですか?」


青「いえね、最近皆忙しくてなかなか会う機会なんて無かったじゃない?」


金「確かにそうッスね」


青「だから、久しぶりに皆でパーッとやっちゃいましょう!って思ったの」


金「おお!姐さんもたまにはいいこと言うじゃないッスか!!」


晶「こら!ブルーさんに失礼でしょ?」


銀「………(無言の殺気)」


金「ひ、ひえぇ…」


紅「パーッとって、どういう事ですか?パーティでも開くんですか?」


藍「ぱーてぃ?なんねそれ」


紅「…話がややこしくなるから君は黙っといて」


藍「うー……」


青「それも考えたんだけどね〜…なんかそれだけだとつまんないじゃない?」


赤・緑「(イヤな予感が………)」


真「じゃあ一体………?」


全『何をするんだ……?』



全員がそう言うと、ブルーは待ってましたとばかりにニヤっと笑っていった。


青「サバイバルバトルよ!!!」






………………………。





全『えええええええええ〜〜!?』


赤「あ〜ブルー?一つ聞いていいか?」


青「何?」


赤「最近耳が遠くて良く聞こえなかったんだけど……何をするって?」


青「何度でも言ってやるわよ。サバイバルバトルよ!」


緑「………俺は参加し「あら?何か言ったかしら、グリーン?」……」


黄「(グリーンさん……)」


白「あ、あの」


青「どうしたの、プラチナ?」


白「サバイバルバトル、とは一体何ですか?」


剛「お嬢様は知らないもんね〜」


青「そうね。サバイバルバトルは……一口には言いがたいけど、まあ簡単に言えば対決よ」


赤「簡単に言いすぎじゃないか…?」


翠「確かに……」


青「いいのよ!それより……皆、異議はないわね?」


金「無いッスよ!」


晶「(グリーンさん、すっごい渋面……)」


青「じゃ、サバイバルバトルの説明をするわね。スタートはカントーのシオンタウンから。このリングを持ってジョウトのアサギシティにたどり着いた人の勝ちよ!」


赤「…それって、ほぼカントージョウト横断してるじゃん……」


青「その方が面白いじゃない!もちろんポケモンは使用可能よ!」


藍「飛行ポケモンはOKったい?」


青「ええ。OKよ。バトルスタートは一週間後よ。………優勝者には、豪華ペア旅行チケットをプレゼントするわ」


金「マジッスか!?」


青「ええ」


金「うっし!ぜってーに勝手やる!!」


赤「オレだって負けないぞ!!」


紅「ボクだって負けません!」


緑「……………」


青「ってことで、今日は解散!一週間後、シオンタウンまで来てちょうだい」


全『ああ/おう!/はい!』
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