Shortstory

□ライオン
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今振り返ってみると、


何回もキミの笑顔に救われた。


そのおかげで、今なんとか立っている。


毎回帰りぎわに囁くキミの声に、


オレは何も言い返せない。


キミの気持ちを知れば知るほど、



涙も出ないし、動けない。


ただ一つできることは、



キミの気持ちをちゃんとアイツに送ること。





あの後、グリーンの家に向かい、手紙とイエローの一途な思いを伝えた。



その一途な思いをしっかり受けとめたはずだから、




……大丈夫。




オレはそっと願う。






「…キミ幸せに、なりますように」





ああ、神よ。



生まれ変わっても、またオレにしてくれ。



キミを側でずっと見ていたいんだ。




一緒に居られなくてもいい。



この思いよ空に響け。



広い世界、長い時代、出会い、そして愛。



オレの背中に夢。







なぜキミの側で居られないのだろう。





ダメだ、こんなオレでは。




Once more again、もう一度。


夢と夢を天秤にかけて。



でも答えなんてでなくて、



わかるように、



届くように、



オレは一人、ライオンのように泣き叫んだ。











やっと気づいたんだ。




まだ叶えてないから、夢見れる。




叶えられないから、ずっと見れる。




だから、生まれ変わっても、またオレにしてくれ。




広い世界、長い時代、受け継いだ愛。



キミの背中に夢。





さあ、勇気を持って、




一歩を踏み出そう。








fin.


あとがき↓




うわあ……


なんかほとんど歌詞をそのまま書いたような文になっちゃったな…


一応、遊助のライオンです。


遊助の曲って、なかなか文章にするの難しいな…←私の文章力がないだけ
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