Shortstory
□ドッキリ!
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「…クリスタルさん!」
エメラルドは駆け出していた。
――――先ほどからそんなエメラルドを見守る影が3つ…
「おい、ブルー。さすがにやりすぎじゃないか」
「気にしない♪」
「………………」
クリスタル誘拐犯ご一行様、レッド、ブルー、グリーンである
。
「さぁ、お姫様を捕らわれたエメラルドはどうするのかしら」
「お姫様お姫様って言うけど、クリスはゴールドじゃないか」
「だから、片思いの王子様ってわけ♪」
「…………あいつが駈けていったぞ」
先ほどから沈黙を守っていたグリーンが言った。
「追い掛けるわよ!」
(そうだ。みんなに連絡しておこう…)
エメラルドは走りながら、他の図鑑所有者たちに電話しだした。が、
「でないっ!ルビーもサファイアも先輩たちも後輩たちも…もしかして、みんな誘拐されたのか?」
まさかそのみんなが誘拐犯だとは知らず、走り続けたエメラルドであった。
が、突然、攻撃を受けた。
「なっ…」
草むらから3つの影が。
「フシギバナ、カメックス、リザードン…」
むろん、草むらに隠れているレッド、ブルー、グリーンの手持ちだが、エメラルドは気付かない。
そんななか、リザードンたちは攻撃をしてくる。
「くっ…こんな時に…」
(ここは、戦うしかない!)
「ジュカイン!ウソッキー!バリヤード!頼む!」
「どうやら戦うみたいね」
「じゃあしばらく足止めできるな」
「あぁ」
「よし。先に行って準備しましょう♪」
レッドたち3人は、エメラルドの目的地、ブルー宅に走っていった―――