雪の護廷十三隊〔二〕

□虚化に対抗せよ!?
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「 う…ん? 」

浮竹は床に倒れていた。


 隊首会の最中に、俺は意識を失ったのか?

天井が見えた浮竹が視線をぐるりと右に左に動かせば、其処は確かに一番隊隊舎である。


然程体調は悪くなかったはずだ。
しかも隊首会の最中に倒れたのならば卯ノ花が放っておくはずがない。


 おかしいな…。

上体を起こした浮竹には、違和感があった。
しかしその時はまだ事実に気付かず、ぼうっと自分の腹の辺りを眺めて考えていた。


 …足が、ない?

そんなはずはない。しかし見慣れた己の体のどこかがおかしいのだ。

浮竹は慌てて立ち上がった。



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