雪の護廷十三隊〔二〕
□護廷十三隊最強の男
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「…あんた、馬鹿か?
敵ならガキだろーが何だろーが、倒さなきゃならないだろーが。
あんたがあたしより断然強いってのなら、あたしをさっさと殺してみろよ」
「そうは行かん。君はまだ子供だ」
また繰り返される浮竹の子ども扱いに、リリネットのプライドはズタズタだ。
「あ〜の〜なーっ」
「お、そうだ!」
リリネットの怒りにも構わず、浮竹は手を打つと何か思いついたらしい。
ちょっと付き合ってくれと言う。
「…はあっ!?」
にこにことしてみせる浮竹に牙を剥き出していたリリネットだが、もしかしたらこれは何かの作戦かと勘ぐり始めた。
あまりスタークの側を離れるのは気が進まないが、この能天気な死神の首を持ち帰れば鼻高々だ。
特にコイツは子供には弱いらしいから、簡単に殺れるかもしれないと
チョイチョイと手招きする浮竹に、リリネットはついて行くことにした。
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