雪の護廷十三隊〔一〕
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春水…
十四郎……。
幾つになろうとも、おぬしらは童よ。
何故(なにゆえ)にその地位にふさわしき処世術を身に着けぬか。
護廷十三隊を護ることにも繋がる故
己の隊を護る為ならば幾許(いくばく)かは儂もおぬしらの悪餓鬼ぶりにも片目を瞑ろう。
しかし、たかが一隊士。
それも罪人ごときに己の地位のみならず命まで捨てる必要が何処にあろう。
如何ほどの努力と鍛練と忍耐を持って今の地位に登り詰めたと思っておる?
それを一時の感情にて
一瞬にして手放すとは…
あまりにも浅はかではないか。