マカオ【短文】
□チェギョンの短編集
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*頑張る*
元々、妃宮(ピグン)というものに興味もなかった。
だって、庶民からお姫様っていうのは、シンデレラ、つまり、お話だけの出来事だと思っていた。
最初は嫌だった宮だけど、知れば知る程、嫌な所じゃなくなった。
シン君が悲しい瞳で私を見てきた時、彼を護れるのは私しかいないと思った。
シン君の事を知れば知る程、好きになっていった。
だけど、婚礼をした後の約束が私を縛りつけていた。
だから、記者会見で言ってはいけない事を口にしてしまった。
その時、悲しい顔をしたシン君が私の隣にいた。
どうして?
どうして、そんな悲しい顔をしているの?
これでヒョリンの所に帰れるんじゃない!
そして、放火犯として、シン君が疑われた時、シン君じゃない!
あの後、シン君は私を見つけて、“どこに行っていたんだ!”って、怒って聞いてきた。
私は言えなかった事をシン君に打ち明けた。
そして、私は自分の犯した罪を払う為に、家族を護る為に、海外に行く事にした。
シン君の隣で恥じない妃宮(ピグン)として、勉強をして、頑張っている。
今度は逃げないよ。シン君。
だから、早く迎えに来て・・・
◇後書き◇
チェギョンがマカオで過ごしている間の事を書いてみました。
チェギョンの短編も、よろしくお願いしますm(_ _)m
2012.10.?? 初期
2012.11.11 修正