07/21の日記
17:28
蛆虫
---------------
あなたほど私の軽蔑にみあう方はおられません。
あなたほど私の憐れみを誘う方はおられません。
ひとりでに鳴るラジオのような、
ゴミ置き場のラブドールのような、
そんな鬱陶しさと、
目を逸らしたくなるような滑稽さを、
傲慢にも私はあなたに感じています。
育ちが違うの、と、
必死になって言うあなたの爪先に這いつくばって、
接吻をしたくなります。
あなた達とはレベルが違うの、と、
下卑た笑い声を上げるあなたに軽く片手を振って、
28階から飛び降りたくなります。
あなたの所作を見ていると顔が真っ赤になりそうです。
得意気な子供の言動を見ているような、
下手くそな独り芝居を見ているような、
そんな気持ちであなたを見上げています。
可哀想な老いぼれお嬢ちゃん。
蛆虫には蛆虫が見えないようですね。
夜子
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]