07/21の日記

17:28
蛆虫
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あなたほど私の軽蔑にみあう方はおられません。
あなたほど私の憐れみを誘う方はおられません。
ひとりでに鳴るラジオのような、
ゴミ置き場のラブドールのような、
そんな鬱陶しさと、
目を逸らしたくなるような滑稽さを、
傲慢にも私はあなたに感じています。


育ちが違うの、と、
必死になって言うあなたの爪先に這いつくばって、
接吻をしたくなります。
あなた達とはレベルが違うの、と、
下卑た笑い声を上げるあなたに軽く片手を振って、
28階から飛び降りたくなります。


あなたの所作を見ていると顔が真っ赤になりそうです。
得意気な子供の言動を見ているような、
下手くそな独り芝居を見ているような、
そんな気持ちであなたを見上げています。


可哀想な老いぼれお嬢ちゃん。


蛆虫には蛆虫が見えないようですね。





夜子

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